英乗用車販売、10月は12.2%減の15.8万台

・英国自動車工業会(SMMT)が6日に発表した10月の乗用車の新車登録台数は、前年同月比12.2%減の15万8,192台となった。
・1-10月累計では前年同期比4.6%減の222万4,603台となっている。
・10月の乗用車の販売台数をブランド別にみると、フォードが前年同月比8.6%減の1万9,580台(シェア12.4%)、VWが1.9%減の1万3,756台(同8.7%)、アウディが6.5%減の1万3,699台(同8.7%)、メルセデス・ベンツが7.1%増の1万2,136台(同7.7%)、BMWが18.4%減の1万1,056台(同7.0%)など。
・モデル別では、1位がフォード「フィエスタ (Fiesta)」で7,256台、2位がVW「ゴルフ (Golf)」で5,547台、3位がフォード「フォーカス (Focus)」で4,503台、4位が日産「キャシュカイ (Qashqai)」で3,923台、5位がメルセデス・ベンツ「Aクラス (A Class)」で3,390台など。
・使用燃料別では、ガソリン車が2.7%増の8万7,599台(シェア55.4%)、ディーゼル車が29.9%減の6万2,349台(同39.4%)、代替燃料車(AFV)が36.9%増の8,244台(同5.2%)。
・販売先別では、個人が前年同月比10.1%減の6万9,937台(シェア44.2%)、フリートが13.0%減の8万3,931台(同53.1%)、ビジネスが26.8%減の4,324台(同2.7%)。
・なお、10月のバン(3.5トン未満)の登録台数は前年同月比7.4%減の2万4,968台、トラック(3.5-6トン)は34.6%減の450台、タクシーは108台となっている。
・SMMTのマイク・ホーズ(Mike Hawes)CEOは、景況と消費の減少は英国新車市場に影響を与えている。政府のディーゼル政策によって市場は混乱をきたしており、消費者は低公害ディーゼル車の販売禁止、追加費用その他制限に対する不安の払拭を求めている。景気の安定回復に向け、政府は秋季予算を使用して低公害車の購入を促進するべきであると述べた。
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