ベトナム新車販売、7月は26.2%減の2.1万台

・ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2017年7月の総販売台数(輸入車およびVAMA未加盟メーカーを含む)は、前年同月比26.2%減の2万662台となった。CKD生産車は1万4,779台、CBU車は5,883台だった。
・VAMA加盟20社による7月の新車販売台数(バスシャシーは除く)は、21.3%減の1万9,345台。車種別では、乗用車が25.2%減の1万1,010台、商用車が14.6%減の7,728台、特殊車両(SPV)が25.2%減の607台。
・マークラインズ集計による2017年7月のメーカー・ブランド別新車販売台数では、地場メーカーのチュオンハイ(Truong Hai)が30.7%減の4,942台(シェア23.9%)、トヨタ(レクサス除く)が17.0%減の4,291台(同20.8%)、フォードが9.8%減の2,440台(同11.8%)、ビナマツダが37.4%減の1,881台(同9.1%)、ホンダが2.1%増の1,134台(同5.5%)などとなっている。
・ASEAN物品貿易協定(ASEAN Trade in Goods Agreement: ATIGA)によって、2017年1月からASEANからのCBU輸入車に対する関税が40%から30%へ引き下げられた。2018年1月からはASEANからのCBU輸入車に対する関税が30%から0%へ引き下げられる予定。
・自動車メーカーは過去数カ月間に価格の引き下げを実施してきているが、消費者は更なる価格調整を待ち様子見状態になっている。
・1-7月累計総販売台数は前年同期比5.5%減の15万4,930台。うちCKD生産車の販売は10.4%減となる一方で、CBU輸入車の販売が9.0%増となった。