英乗用車販売、7月は9.3%減の16.2万台

・英国自動車工業会(SMMT)が4日に発表した7月の乗用車の新車登録台数は、前年同月比9.3%減の16万1,997台となった。
・1-7月累計では前年同期比2.2%減の156万3,808台となっている。
・7月の乗用車の販売台数をブランド別にみると、フォードが前年同月比23.9%減の1万6,934台(シェア10.5%)、VWが0.4%増の1万4,094台(同8.7%)、アウディが11.3%増の1万2,896台(同8.0%)、メルセデス・ベンツが0.3%減の1万1,617台(同7.2%)、PSA傘下入りしたボクソールが41.6%減の1万1,528台(同7.1%)など。
・モデル別では、1位がフォード「フォーカス (Focus)」で5,251台、2位がVW「ゴルフ (Golf)」で5,236台、3位が日産「キャシュカイ (Qashqai)」で4,640台、4位がフォード「フィエスタ (Fiesta)」で3,372台、5位がVW「ポロ(Polo)」で3,227台など。
・使用燃料別では、ガソリン車が3.0%減の8万3,969台(シェア51.8%)、ディーゼル車が20.1%減の6万9,157台(同42.7%)、代替燃料車(AFV)が64.9%増の8,871台(同5.5%)。
・販売先別では、個人が前年同月比6.8%減の6万7,705台(シェア41.8%)、フリートが10.1%減の8万9,186台(同55.1%)、ビジネスが23.8%減の5,106台(同3.2%)。
・なお、7月のバン(3.5トン未満)の登録台数は前年同月比1.1%増の2万4,766台、トラック(3.5-6トン)は2.4%減の444台、タクシーは8台となっている。
・SMMTのマイク・ホーズ(Mike Hawes)CEOは、消費者と企業信頼感の落ち込みが新車市場にも影響を及ぼしており、政府はブレグジットの具体的計画を早急に決定するべきである。代替燃料車の需要は増加しているが、ガソリン、ディーゼル車は政府が打ち出したクリーンエア計画の影響によっていずれもマイナス成長となっていると述べた。

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