ロシア新車販売、5月は14.7%増の12.5万台

・欧州ビジネス協会(AEB)が8日に発表した5月のロシア国内新車販売台数(小型商用車を含む)は、前年同月比14.7%増の12万4,990台となった。
・1-5月の累計販売台数は前年同期比5.1%増の57万7,449台。
・5月の販売をグループ別に見ると、アフトワズ(AvtoVAZ)およびルノー・日産グループが18.2%増の4万3,491台(うちアフトワズは21.6%増の2万5,051台、ルノーが22.0%増の1万917台、日産は6.5%増の5,766台、ダットサンが4.1%減の1,461台、インフィニティが5.4%減の296台)。次いで起亜が26.0%増の1万5,121台となった。続いてVWグループが、VWが27.9%増、アウディが14.1%減、シュコダが5.9%増、バンは27.2%増となりグループ合計では13.6%増の1万4,241台、現代グループ(Genesis含)が13.2%増の1万2,000台。トヨタ(レクサス含)が6.4%増の9,664台などとなっている。
・ブランド別シェアでは、首位のアフトワズのラダ(Lada)が20.0%、続いて起亜が12.1%、現代が9.6%、ルノーが8.7%、トヨタが6.3%、VWが5.7%など。
・モデル別では、起亜のコンパクトモデル「リオ(Rio)」が8,083台で首位、アフトワズのラダ「グランタ (Granta)」が7,324台で2位、ラダのコンパクトセダン「ヴェスタ (Vesta)」は6,556台で3位となっている。
・AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のヨーグ・シュライバー(Joerg Schreiber)会長は、5月の販売は3カ月連続でのプラス成長で、14.7%増と二桁増になったのは数年ぶりである。注目すべきは主要自動車メーカーの大半がこの流れを作っていることであり、重要なのはこのトレンドを継続することであると述べた。

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