[人とくるまのテクノロジー展2017 横浜] 旭化成、GLMと共同開発した次世代EVのコンセプト車「AKXY」を展示

旭化成は「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」で、京都のEVベンチャー企業GLMと共同開発したコンセプトEV「AKXY」を展示し、エレクトロニクス関連のセンサーや内外装部品の材料など「AKXY」に搭載された27製品を紹介した。「AKXY」は旭化成が部品材料の提供を、GLMが車両のデザイン、車体およびパワートレインの設計を担当した。
・エレクトロニクス関連では、反射型偏光フィルム「WGF」をヘッドアップディスプレイに、脈波センサーをドライバーモニタリングシステムに、走行中の雑音下でも音声制御が可能なボイスDSP (Digital Signal Processor)「スタンドアローン音声認識システム」を「車内コミュニケーションシステム」に採用している。
・内装品では、Aピラーにスチレン系熱可塑性エラストマーの「タフテック」、PTT繊維を使用したカーマット、シートの底面には3次元立体編物の「フュージョン」等を搭載。外装品では、ポリエステル極細繊維層を有する多層構造積層不織布「プレシゼ」をフェンダーライナー吸音材に、薄肉・軽量・無塗装化などに対応したアクリル樹脂「デルペット」をテールランプに、アルミニウムペーストの「旭化成アルミペースト」とHDI (Hexamethylene diisocyanate)系ポリイソシアネートの「デュラネート」をボディ用塗料に採用した。
・「AKXY」は3人乗りのクロスオーバーSUVで、寸法は全長4,685mm、全幅1,813mm、全高1,562mm、モーター出力は225kWとなっている。