ブラジル新車販売、3月は5.5%増の18.9万台、生産は18.1%増

・ブラジル全国自動車製造業者協会(ANFAVEA)が6日に発表した3月の新車登録台数(トラック・バスを含む)は、前年同月比5.5%増の18万9,149台となった。前年同月比で増加したのは26カ月ぶり。なお、3月の生産台数(CKDを除く)は18.1%増の23万4,746台、輸出は64.6%増の6万8,482台。
・新車販売台数のうち、国内生産車は前年同月比10.5%増の16万9,295台、輸入車は23.6%減の1万9,854台。
・車種別では、乗用車が7.1%増の15万6,934台、小型商用車(LCV)が1.4%増の2万7,254台、トラックが15.3%減の4,104台、バスが13.2%減の857台となっている。
・乗用車の販売台数をメーカー別に見ると、GMが11.0%増の2万7,484台、フィアット・クライスラー(FCA)が5.2%増の2万1,293台、VWが4.5%増の1万9,216台など。LCVでは、FCAが2.2%増の1万84台、VWが0.8%減の4,237台、トヨタが14.9%減の3,919台など。
・ブラジル全国自動車販売業者連盟(FENABRAVE)が発表した3月のモデル別乗用車販売台数は、1位がGM「オニキス(Onix)」で1万4,745台、2位が現代「HB20」で1万638台、3位がフォード「カー(KA)」で8,021台。LCVでは、1位がフィアット「ストラーダ(Strada)」で4,570台、2位はフィアット「トロ(Toro)」で4,400台、3位はVW「サベイロ(Saveiro)」で3,590台など。
・また、ANFAVEAが発表した乗用車とLCVの燃料別販売台数は、フレックス燃料車が前年同月比8.7%増の16万4,203台(シェア89.1%)、ディーゼル車が2.1%減の1万3,888台(シェア7.5%)、ガソリン車が26.8%減の5,870台(シェア3.2%)、ハイブリッド車(HV)および電気自動車(EV)が278.3%増の227台となっている。
・3月販売は法人向けのレンタカー販売や今年の穀物生産が記録更新予想の農業従事者向け商用車販売が好調で26カ月ぶりの増加となった。生産は好調な輸出に支えられて二桁増となっている。
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