・三菱自動車のフィリピン法人Mitsubishi Motors Philippines Corp. (MMPC)は4月22日、フィリピンにおける2023年度の小売販売台数が前年比34.4%増の8万1,473台となり、2017年以来の過去最高台数を記録したと発表した。同社のマーケットシェアは18.5%と、前年に比べて2.3%ポイント増となった。
・モデル別では、コンパクトセダン「ミラージュ(Mirage) G4」の販売が大幅増となったほか、MPVでトップシェアとなったクロスオーバーMPV「エクスパンダー(Xpander)」や、1月に投入した新型ピックアップの「トライトン(Triton)」が販売台数を押し上げた。商用バン「L300」も好調だった。
・ラグナ州サンタロサ(Santa Rosa)工場の生産能力が向上したことにより、多数のCKD車の生産が可能となった結果、「ミラージュ」2万6,139台、「L300」1万3,101台の販売につながった。フィリピン自動車工業会(CAMPI)によれば、「エクスパンダー」(2万4,178台を販売)がフィリピン最量販MPVとなった。
・同社は今回の業績について、様々な外的要因がある中、2024年1月に新型「トライトン」をタイムリーに投入できたことが寄与したと語った。
・この勢いを維持し、2024年度についても現行のラインアップと年内に投入予定の新車を原動力に、さらなる成長を目指すとしている。