TE Connectivity Ltd. (旧 Tyco Electronics Ltd.) 2019年9月期の動向
業績 |
(単位:百万ドル) |
2019年 9月期 |
2018年 9月期 |
増減率 (%) | |
全体 | |||
売上高 | 13,448 | 13,988 | (3.9) |
営業利益 | 1,978 | 2,331 | (15.1) |
輸送ソリューション部門 | |||
売上高 | 7,821 | 8,290 | (5.7) |
営業利益 | 1,226 | 1,578 | (22.3) |
企業買収
-子会社のTE Connectivity Sensors Germany Holdingがドイツのセンサーソリューション企業であるFirst Sensorの発行済株式全てに対して、任意公開買い付けを行う決定をしたと発表した。また、First Sensorとの間で合併を促進するための重要な要素をまとめた合併契約を締結した。この買収により、First Sensorの低圧センサー技術やフォトニクスなどのソリューションとTEの事業領域、顧客、既存センサー技術を組み合わせることで、より包括的なグローバル領域でのセンサーソリューションを提供できるようになる。なお当該買収は総額307百万ユーロとなり、2020年の中頃に完了する見込みであるという。(2019年6月3日付プレスリリースより)
-商用車、交通機関などのハイパワーリレーおよび高耐久スイッチのプロバイダーKissling Groupの買収について、最終契約を締結したと発表した。取引は2019年5月30日に完了する見込み。今回の買収により、TE Connectivityは特殊リレーおよびスイッチのポートフォリオをさらに拡大して、トラック、バス、建設、その他特殊自動車メーカーの顧客需要に対応する。ドイツのWildbergに本拠を置くドイツ、スイス、スロバキア、スペイン、米国の各拠点に約450名の従業員を擁する非公開企業。(2019年4月29日付プレスリリースより)
研究開発費 |
(単位:百万ドル) |
2019年9月期 | 2018年9月期 | 2017年9月期 | |
全体 |
572
|
606
|
548
|
製品開発
-タイコエレクトロニクスジャパン (川崎市高津区) は、電動化対応を加速させる。今年からシールドがない車載用充電コネクターの量産を開始する。「他社にはない独自の製品」 (同社) として、コスト低減やサイズのコンパクト化を図れる。まずは中国や欧州の電気自動車 (EV) メーカーを中心に拡販を進める。 (2019年5月25日付日刊自動車新聞より)
設備投資額 |
(単位:百万ドル) |
2019年9月期 | 2018年9月期 | 2017年9月期 | |
全社 |
749
|
935
|
679
|
-輸送ソリューション部門 |
530
|
711
|
473
|
海外投資
<米国>
-15.7百万ドルを投資して米国・テネシー州Tullahomaの拠点を拡張すると発表した。新設備の導入や施設更新を行い、組立・成形の作業員やメンテナンス技術者、エンジニア、監督者を含む100名の新規雇用を創出する。同拠点は1997年から稼働し、商用車や、建設・鉱業・農業用のコネクターを製造している。(2019年8月20日付 Tennessee Department of Economic and Community Developmentリリースより)