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Lingyun Industrial Co., Ltd.
[凌雲工業股份有限公司] 2015年12月期の動向

受注

-2015年上半期の子会社の新規受注は下記の通り。
-武漢凌雲汽車零部件有限公司 [Wuhan Lingyun Auto Parts Co., Ltd.] は東風ホンダより2HXおよび2CL向けフロントバンパーを受注。東風ホンダからの受注はこれが3件目。2HXの主要モデルは東風ホンダ 「CRV」の2017年モデル。2017年5月に量産開始予定で、3年間で54万台の生産が見込まれている。2CLは2CN (傑徳 (Jade))の改良型で、2016年12月に量産を開始し、3年間で21.6万台を生産する計画。
-河北亜大汽車塑料製品有限公司 [Hebei Chinaust Automotive Plastics Co., Ltd.] は北京福田ダイムラーより尿素SCRシステム用配管の独占供給資格を得た。
(2015年7月6日付けプレスリリースより)

買収

-子会社Kiekertは、鄭州の河南北方星光機電有限公司 [Henan North Xingguang Locking Systems] を買収したが、これをKiekert China Zhengzhou (KCZ) として常熟生産拠点と統合し、生産工程、品質基準などを管理する計画。(2015年11月18日付け各種リリースより)

-独ヴォルフスブルク (Wolfsburg) のWaldaschaff Automotive GmbH (略称：WAG) の株式100%を3.5百万ユーロで買収。WAGの資本金は百万ユーロ。主要製品はドア、リアフェンダー、エンジンフード、構造部品など で、フォルクスワーゲン、フォード、GM、BMW を最大の顧客としている。(2015年5月1日付け会社公告より)

株式変動

-全額出資子会社 「瀋陽凌雲汽車工業技術有限公司[Shenyang Lingyun Automobile Technology Co., Ltd.]」に独 Waldaschaff Automotive GmbH (略称：WAG)が技術現物出資の形で資本参加。それにより瀋陽凌雲汽車工業技術有限公司は社名を「瀋陽凌雲瓦達沙夫汽車工業技術有限公司 [Shenyang Lingyun Waldaschaff Automobile Technology Co., Ltd.]」に変更。登録資本金は暫定 8,831.78万元とし、WAGは21.98%、凌雲工業は78.02%の株式を保有する。(2015年7月1日付け会社公告より)

ラインオフ

-2015年9月、Nexteer Automotive Groupとの合弁会社「耐世特凌雲駆動系統 （涿州） 有限公司 [Nexteer Lingyun Driveline (Zhuozhou) Co., Ltd.]」 が、年初から累計100万ユニットとなるドライブシャフトをラインオフし、年産量が初めて100万ユニットを超えたと発表。 (2015年10月12日付けプレスリリースより)

審査合格

-2015年7月、Nexteer Automotive Groupとの合弁会社「耐世特凌雲駆動系統 （涿州） 有限公司 [Nexteer Lingyun Driveline (Zhuozhou) Co., Ltd.]」が、VW 中国のFORMEL-Q7 Aクラスサプライヤー審査を受け、これに合格。同社はこれにより、MQBプラットフォーム向け製品を欧州VW、メキシコVW、上海VWおよ び一汽大衆 (FAW-VW)へ安定的に供給できると期待している。(2015年7月17日付けプレスリリースより)

2016年12月期の見通し

-2016年度の売上高は79.61億元、経常利益は4.2億元の見通し。

研究開発費

研究開発体制

-2015年末現在、国家レベルの技術センター 1カ所、国家品質コントロール及び評価実験室 1カ所、中国実験室国家認可委員会が認可した実験室 5カ所、省レベルの技術センター 7カ所、省レベルのエンジニアリング研究センター 1カ所を保有。

-2015年、凌雲研究開発センター上海ブランチが正式に稼働。

特許

-2015年、158件の特許を申請し、120件を取得。

-同社の研究開発センターは、自社設計した「オンライン溶接機電極装置」が国家実用新案権を取得したと発表。(2015年1月20日付けプレスリリースより)

新製品

金属部品
-2015年、68種113製品を新たに開発。

自動車用パイプ
-2015年、2,100種余りの製品を新たに開発。

国内投資

-市場の拡大と新製品の量産を行うため、合弁会社 「長春凌雲吉恩斯科技有限公司 [Changchun Lingyun GNS Technology Co., Ltd.]」 に対し、出資比率に応じて追加出資し、4百万米ドルの増資を行うと発表。凌雲工業が200.40万米ドル、韓国GNS株式会社が199.60万米ドル を出資する。増資後、長春凌雲吉恩斯科技の資本金は13百万米ドルとなる。凌雲工業の持分比率は50.10%のまま維持される。(2015年12月26日付け会社公告より)