ジヤトコ株式会社 2009年3月期の動向

ハイライト

受注
<日産>
-「中型FF車用ベルトCVT(JF011E)」及び「大型FF車用ベルトCVT(JF010E)」が日産自動車の「Teana」に搭載。(2008年6月2日付プレスリリースより)

-メキシコ工場で生産した「中型FF車用ベルトCVT」及び「大型FF車用ベルトCVT」が日産自動車の「Maxima」、「Altima」、「Sentra」に搭載。(2008年8月8日付プレスリリースより)

-「中型FF車用ベルトCVT(JF011E)」及び「大型FF車用ベルトCVT(JF010E)」が日産自動車の「Murano」に搭載。(2008年10月3日付プレスリリースより)

-「軽FR車用4速AT」が日産自動車の「Kix」に搭載。(2008年10月31日付プレスリリースより)

-「小型FF車用ベルトCVT(JF009E)」が日産自動車の「Cube」に搭載。(2008年11月25日付プレスリリースより)

-新開発の「中・大型FR車用7速AT」が日産「Fairlady Z」に搭載。同社のこのATが国内販売車種に搭載されるのは、今回のFairlady Zが初めて。(2008年12月2日付プレスリリースより)

<Chrysler>
-メキシコ工場で生産した「中型FF車用ベルトCVT」及び「大型FF車用ベルトCVT」がChryslerの「Caliber」、「Compass」、「Patriot」に搭載。(2008年8月8日付プレスリリースより)

<スズキ>
-「軽・1リッタークラスFF車用4速AT」及び「軽自動車用ベルトCVT」がスズキの「Wagon-R」「Wagon-R Stingray」に搭載。(2008年10月3日付プレスリリースより)

-「軽・1リッタークラスFF車用4速AT」及び「軽自動車用ベルトCVT」がスズキ「Alto Lapin」に搭載。(2008年11月27日付プレスリリースより)

<三菱自動車>
-「軽自動車用4速AT」及び「軽自動車用3速AT」が三菱自動車の「Toppo」に搭載。(2008年10月3日付プレスリリースより)


事業再編
-自動変速機(AT)の収益力強化に向けて部品共通化を当初計画に対し2年前倒しすると発表。2008年秋の金融危機以降、販売減少の目立つ上級車に搭載されるFR車用のステップAT(ギア変速式のAT)を中心に、同タイプの主要機種間での共通化率を20-30%増やす。その上で、生産規模の大きいFF用ステップATの部品流用を検討しながら、単一機種における専用部品を削減。共通化は主力の5ATと7ATの間で進める。すでに部品共通化率は50%に達しているが、再度仕様を全面的に見直し、20%以上、上積みする考え。またFF用については、部品削減に取り組みながら、FR用との部品共通化を目指す。(2009年1月15日付日刊自動車新聞より)


海外事業
-CVT生産子会社ジヤトコ・メキシコが第2生産ラインの稼働開始。

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設備投資

設備投資額
-設備投資について、2008年度は当初計画の約300億円を20%ほど下回る見込みと発表。CVTの増産については計画をスローダウンするものの、2009年度に新機種の立ち上げなどを予定していることから一定の設備投資を行う方針。(2009年1月26日付日刊自動車新聞より)


海外投資
<メキシコ>
-メキシコのCVT生産子会社ジヤトコ・メキシコ(JMEX、アグアスカリエンテス州)が第2生産ラインの稼働を開始したと発表。同ラインでは年間30万台を生産する計画で、これに伴いJMEXの年間生産台数はこれまでの40万台から70万台に引き上げられる。JMEXは、2005年11月から中型車用ベルトCVTを生産し、北米日産やメキシコ日産に供給してきたが、CVTのグローバル規模での需要拡大に対応するため、約2億ドルを投じてケース、ギア、プーリーの機械加工ラインや熱処理ラインを併設した第2生産ラインを新設。同ラインでは、中型及び大型車用のベルトCVTを生産する予定。(2008年4月18日付日刊自動車新聞より)