Wagon Plc 2006年度(2007年3月期)の動向

ハイライト

Oxford Automtoiveの買収と再建
・2000年4月、大型プレス部品、ホワイトボディの組立、ヒンジ、構造部品を扱う欧州の大手サプライヤー、Oxford Automotiveを買収。
・この買収に伴い、3つの主要再建計画を実施。
1.2006年12月に完了した事業センター統合計画では、 FranceのPoissyにあった旧本社を閉鎖し、本社機能をパリ近郊のOxford Automotiveの拠点に移転。
2.軽重量プレス部品の5工場の売却は2006年12月に完了。この部門は新たな事業計画の中では非中核事業と位置づけられ、年度の前半期の業績も不調。
3.工場再建計画は最終段階を迎えており、計画には、共通生産技術を1箇所に集中、それに伴う工場閉鎖、生産性向上、製造拠点の再配置等が含まれる。この過程でFord向けの生産は Fleurus 工場閉鎖の前にWaldaschaff工場に移転。こうした対応によりグループ全体では約900名の雇用が削減される見込み。

受注
・2006年度は、一時的な内製転換傾向によりフランスの自動車メーカーからの受注は弱含みだったが、下記のように種々のメーカーから受注に成功。


革新ソリューショングループ (ISBG)

・BMWの荷物管理システム

クロージャーシステムグループ (CSBG)
・Peugeot T8 (PSA MOVE)のフロントバンパーアセンブリー
・Ford Fusionのスライディングドア機構とレール
・X35X (GM Epsilon II)のドアフレ-ム

車体構造グループ (BSBG)
・Peugeot T76 プログラムの 車体構造部品(現行の T56(PSA307cc)を2008年に代替)
・Renault Master(W62)用車体構造部品

開発動向

研究開発費

(単位:百万ポンド) 2007年3月期 2006年3月期 2005年3月期
研究開発費用 10.3 5.0 6.2