ハンコックタイヤ_2008年12月期の動向
ハイライト
2008年12月期のハイライト
業績 (連結)
2008年12月期におけるタイヤ部門の連結実績を発表。売上高は4兆765億ウォンで、前年度(3兆2,412億ウォン)から25.8%増加、目標値(3兆8,778億ウォン)を5.1%上回った。同社はその要因を「UHP(超高性能)タイヤの売上が約35%増加したことが大きい」と説明。UHPタイヤの販売は欧州で約48%、米州で約21%増加し、OE部門では約42%の伸長を記録した。なお同社は、2009年12月期には連結売上高4兆3,255億ウォンの達成を目指すとしている。(2009年1月19日付プレスリリースより)
受注
-Volkswagen
新型SUV「Tiguan」向けにタイヤを供給すると発表。韓国の錦山(Geumsan)工場で生産されたタイヤを、2008年1月より年間約7万本納入する予定。タイヤサイズは215/65R16H。(2008年1月14日付プレスリリースより)
提携関係
2008年6月、フランスのMichelinは提携関係にあるハンコックタイヤの株式保有比率を8.9%に引き上げたと発表。Michelinは、2006年3月にハンコックタイヤの株式を追加取得し、保有比率を6.3%としていた。両社は2003年に、Michelinが将来的にハンコックタイヤ株を最大10.0%まで買い進めることで合意しており、今回の株式追加取得もその方針に沿ったもの。(2008年6月18日付プレスリリースより)
業績 (単独) | (単位:百万ウォン) |
- | 2008年 12月期 |
2007年 12月期 |
増減率 | 備考 |
売上高 | 2,644,236 | 2,253,044 | 17.4% | 高付加価値タイヤの売上増 |
営業利益 | 256,383 | 274,047 | (6.4%) | 原材料価格の高騰 |
純利益 | 25,412 | 162,305 | (84.3%) |
業績 (連結)
2008年12月期におけるタイヤ部門の連結実績を発表。売上高は4兆765億ウォンで、前年度(3兆2,412億ウォン)から25.8%増加、目標値(3兆8,778億ウォン)を5.1%上回った。同社はその要因を「UHP(超高性能)タイヤの売上が約35%増加したことが大きい」と説明。UHPタイヤの販売は欧州で約48%、米州で約21%増加し、OE部門では約42%の伸長を記録した。なお同社は、2009年12月期には連結売上高4兆3,255億ウォンの達成を目指すとしている。(2009年1月19日付プレスリリースより)
受注
-Volkswagen
新型SUV「Tiguan」向けにタイヤを供給すると発表。韓国の錦山(Geumsan)工場で生産されたタイヤを、2008年1月より年間約7万本納入する予定。タイヤサイズは215/65R16H。(2008年1月14日付プレスリリースより)
提携関係
2008年6月、フランスのMichelinは提携関係にあるハンコックタイヤの株式保有比率を8.9%に引き上げたと発表。Michelinは、2006年3月にハンコックタイヤの株式を追加取得し、保有比率を6.3%としていた。両社は2003年に、Michelinが将来的にハンコックタイヤ株を最大10.0%まで買い進めることで合意しており、今回の株式追加取得もその方針に沿ったもの。(2008年6月18日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発体制
新製品開発 (2008年12月期)
-2008年3月、プレミアムタイヤ「XQ Optimo nova」を発売
-2008年6月、エコタイヤ「enfren」を発売
主な研究開発実績 (2008年12月期)
拠点 | 所在地 |
中央研究所 (Main R&D Center) |
韓国 大田(Daejeon)市 |
Akron Technical Center | 米国 オハイオ州 |
China Technical Center (CTC) |
中国 浙江省 嘉興(Jiaxing)市 |
Europe Technical Center (ETC) |
ドイツ ハノーバー |
Japan Technical Liaison
office (JTC) |
日本 大阪府 |
研究開発費 (単独) | (単位:百万ウォン) |
- | 2008年12月期 | 2007年12月期 | 2006年12月期 |
金額 | 85,846 | 83,243 | 74,284 |
対売上高比 | 3.2% | 3.7% | 3.6% |
新製品開発 (2008年12月期)
-2008年3月、プレミアムタイヤ「XQ Optimo nova」を発売
-2008年6月、エコタイヤ「enfren」を発売
主な研究開発実績 (2008年12月期)
研究課題 | 研究期間 | 研究結果等 |
委託研究 | ||
加硫工程におけるグリーンタイヤ成形および加硫の3次元解析 | 2007年3月 - 2008年2月 |
モールド内部において、グリーンタイヤのゴムの流動現象を把握 |
シリカの合成およびナノゴム複合材料への応用研究 | 2007年10月 - 2008年9月 |
ナノ複合材形態のシリカ使用による、高品質のゴム製造 |
ライドタイヤモデル(Ride Tire Model) | 2008年1月 - 2008年12月 |
仮想走行試験によりタイヤモデルを開発、走行条件によるタイヤ振動特性の予測 |
研究所 | ||
TBR高速長距離製品のベルト耐久性向上 | 2007年1月 - 2008年12月 |
高速長距離用TBR(トラック・バス用ラジアルタイヤ)のベルト耐久性を向上 |
設備投資
設備投資額
-2008年12月期は生産能力拡大等に、計209,011百万ウォンを投資。
-2009年12月期は計299,939百万ウォンの投資を予定。これには生産設備の新設・増設のための140,434百万ウォンが含まれる。
投資計画
-錦山(Geumsan)工場
2,755億ウォンを投資し、2段階に分けて錦山(Geumsan)工場の増設を行う。2008年1月に完了した第1段階では、763億ウォンを投資し1日当たりの生産能力を4,000本増強。また、第2段階として1,992億ウォンを投資し、2009年6月までに日産能力を12,000本拡大する計画。今回の投資を通じて、錦山工場における1日当たりの生産能力は46,000本から62,000本に増強される。一方、年間ベースでは1,770万本から2,200万本に拡大。(2008年6月4日付プレスリリースより)