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Remy International, Inc. 2014年12月期の動向

要因
1) 売上高
-2014年12月期の売上高は、前年比3.7%増の1,182.3百万ドル。USA Industriesの買収、OE市場ならびにアフターマーケットで大型車需要が増加したこと、マルチライン製品の売り上げが伸びたこと、価格変更に伴う減収分を為替差益で4.6百万ドルを計上したことなどが要因。

-OE市場向けの売上高は微増。大型車OE販売は前年比13%増と牽引したが、ライトビークルOE販売は年率5%で減少している。2007年の同社リストラが影響し、GMのプラットフォームに組み込まれる同社製品の割合が減少。他2件の主要納入先に対する売り上げは伸びているが、GM向けの販売は低迷している。

-OEM向けスターターおよびオルタネーターの売上高は、ライトビークル製品が減少、商用車製品は増加。ライトビークル製品は、新規受注や中国での増加が一部寄与したものの、北米で複数の受注案件が終了したことが減収要因となった。

-OEM向けハイブリッド電気モーターの売上高は、2013年が16.8百万ドル、2014年は14.1百万ドル。納入先から製品の発売延期や受注案件キャンセルが多発し、2.7百万ドルの減収となった。同社は市場が回復するまでハイブリッド関連の投資を控える方針。

BorgWarnerによる同社買収

-2015年11月、同社はBorgWarnerに買収され完全子会社となった。

買収

-Maval Manufacturingの買収を完了したと発表。Mavalは米国のオハイオ州Twinsburgを本拠とし、自動車サービス用、OEスポーツ車およびオフロード車向けに、ステアリングシステムおよび部品、特殊製品の製造・再製造・販売を行っている。(2015年3月4日付プレスリリースより)

-United Starters and Alternators Industries, Inc. (USA Industries) を2014年1月13日付で買収。USA Industriesは、オルタネーター、スターター、無段変速(CV)アクスル、ディスクブレーキキャリパーのアフターマーケット向け北米大手ディストリビューター。買収金額は40.1百万ドル。USA Industriesの資産は、100％子会社 Remy USA Industries, L.L.C. に吸収し、北米向けマルチライン製品事業を拡充する。

新製品

-高出力オルタネーターの新製品｢38SI｣を発表。バッテリーの充電時間を半分にするリモートセンシング技術を採用。スクールバス、長距離トラック、緊急車両、ごみ収集車、ユーティリティ車両、シャトルバス、キャンピングカーなどに搭載が可能。(2014年7月29日付プレスリリースより)

受注

-Navistar傘下のIC Busよりオルタネーターを受注。Delco Remyの200アンペアの｢28SI｣オルタネーターが標準採用となった。なお、Delco Remyのスターター｢29MT｣および｢39 MT｣は、すでにIC Busの車両に標準採用されている。(2014年7月22日付プレスリリースより)

受賞

-同社製品の品質が評価され、Hino Motors Manufacturing USAより表彰された。同社はこれまで約7年間、日野自動車向けにオルタネーターを納入している。 (2014年6月9日付プレスリリースより)

研究開発体制

-300名超のエンジニアが設計、アプリケーションエンジニアリング等に従事。

特許

-米国内外で400件超の特許を保有・申請している。

-ハイブリッド電気モーターを除くベース事業において、設備投資額は売上高の1-2%程度に抑えられている。

中国投資

-2013年、中国・武漢の製造・エンジニアリング拠点に投資。2014年第1四半期までに製造ラインの導入が完了。新製造拠点の設立により、中国における生産能力は2倍以上に拡大、オルタネーターが4百万個、スターターが1百万個となる。エンジニアリング拠点は、中国の顧客ニーズに全面的に対応する。

各種データ

従業員数

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