業績

（単位：百万円）

	2010年 3月期	2009年 3月期	増減率 (%)	要因
全社
売上高	51,143	60,572	(15.6)	-下記「サバイバル・プラン」の効果が現れ始めた。
営業利益	251	(380)	-	-米国生産拠点の閉鎖、大同プレーンベアリングへの集約、国内外の販売拠点統合、設備投資の抑制、閉鎖した米国工場設備の活用などにより収益が改善。
経常利益	(643)	(1,963)	-
当期純利益	(1,922)	(4,764)	-	-特別損失を計上。
自動車用軸受メタル事業
売上高	39,091	45,674	(14.4)	-下半期からの世界的な乗用車需要の回復に加え、海外受注活動の成果を取り込んだものの減収。

サバイバル・プラン

1.設備投資及び関係会社を含めた投融資の抑制、有利子負債の削減などの財務基盤の修復。
2.需要実態に即したグローバルでの生産拠点体制の再構築と販売・物流拠点の統廃合、生産性および設備効率の向上、徹底した固定費の圧縮などによるコスト構造の改革。
3.欧州をはじめとした海外自動車市場において鉛フリー軸受の技術的優位性を武器に受注規模拡大のスピードアップを図る。

 

地域別動向

<日本>
-世界的な乗用車需要の回復に加え、海外受注活動の成果を取り込むことができ売上高44,286百万円(前年同期比19.0%減)、営業利益1,259百万円(前年同期比6.2%増)となった。

<北米>
-Daido Metal Bellefontaine L.L.C.の生産販売を停止したことを受けて、売上高3,512百万円(前年同期比33.6%減)、営業損失701百万円となった。

<アジア>
-中国市場の拡大およびアジア諸国の景気対策効果により景気回復傾向にあるが、売上高6,096百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益339百万円(前年同期比26.2%減)となった。

<欧州>
-自動車需要が低迷したことにより、売上高4,465百万円(前年同期比4.7%減)、営業損失642百万円となった。

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

研究開発費

（単位：百万円）

	2010年3月期	2009年3月期	2008年3月期
全社	1,069	1,275	1,306

研究開発体制

-中央研究所、生産技術室、第1カンパニー開発室、第3カンパニー開発室の4部門による体制。
-2010年3月31日現在、研究員70名が在籍。

研究開発実績

-鉛フリーオーバーレイ付き、銅合金軸受の開発
-半割メタルの新工法研究

技術援助契約

（2010年3月31日現在）

供与先 (国名)	契約品目	契約内容	契約期間
Bimetal Bearings Limited (インド)	軸受メタルの生産	1.技術的知識、情報及びノウハウの提供 2.工業所有権の供与	2008年2月7日 - 2011年2月6日

設備投資額

（単位：百万円）

	2010年3月期	2009年3月期	2008年3月期
自動車用軸受メタル事業	2,943	8,660	7,163
-加工専用設備	1,076	6,032	4,451
-バイメタル製造設備	1,190	401	509

設備投資状況

対象	内容
自動車用軸受メタル事業
-加工専用設備	-国内生産体制の再構築における設備投資を、子会社の大同プレーンベアリング(株)を中心に実施。 -海外連結子会社では、欧米拠点を中心に生産能力増強のための設備投資を実施。
-バイメタル製造設備	-国内および海外生産拠点で使用するバイメタルの大半を同社から供給。使用量の伸びが大きく、その生産能力の早期拡大を目的として、同社を中心に設備投資を実施。

-生産活動を停止したDaido Metal Bellefontaine L.L.C.の半割メタル製造設備は一部をDaido Metal Czech s.r.o.に移設した。

設備の新設計画（自動車用軸受メタル部門）

事業所名 (所在地)	設備の内容	投資 予定 総額 (百万円)	着手	完了 予定	完成後の 増加能力
バイメタル製造所 (愛知県犬山市)	軸受材料ライン増設	268	2010年 7 月	2012年 7 月	軸受材料生産能力約8%増