三菱電機_2008年3月期の動向

ハイライト

2008年3月期のハイライト
(単位:
百万円)
2008年
3月期
2007年
3月期
増減率 備考
全社
売上高 4,049,818 3,855,745 5.0% 重電システム、産業メカトロニクス、電子デバイス、家庭電器およびその他セグメントで増収。
営業利益 267,205 233,002 14.7% -
当期純利益 157,977 123,080 28.4% -
産業メカトロニクス事業
売上高 1,017,503 956,930 6.3%

日系自動車メーカーの好調なグローバル生産に支えられ、受注・売上ともに前年度を上回る。

営業利益 129,257 126,227 2.4%  

経営戦略 (2008年5月発表)

-自動車機器事業においては、カーマルチメディア、ETC等の事業を強化する。

-北米、中東欧、ロシア、ブラジル、アジア各国(タイ、インドネシア、フィリピン、インド)にて、生産体制の強化を行う。

-特に日本では、オルタネーターやスターター等の生産体制を拡充する計画。

-タイにおいてはエコカー事業を強化。

経営目標

-シナジーを活かした、強い電機・電子事業の複合体を目指す。

-2008年3月期は前年度に引き続き、全ての経営目標を達成。

項目 目標 2008年3月期 備考
営業利益率 5%以上 6.6%
(達成)

2005年3月期:3.5%
2006年3月期:4.4%
2007年3月期:6.0% (達成)

ROE
(株主資本
利益率)
10%以上 15.1%
(達成)
2005年3月期:10.8% (達成)
2006年3月期:11.5% (達成)
2007年3月期:12.3% (達成)
借入金比率 15%以下(*) 15.8%
(達成)
2005年3月期:23.9%
2006年3月期:20.9%
2007年3月期:18.6% (達成)
*2007年4月に、従来の「20%以下」から目標引き上げ。

開発動向

研究開発体制

-国内研究所、海外研究所(米、欧)および製作所・連結子会社の開発部門において、基礎研究から応用研究、製品化開発、生産技術開発を行っている。また、国内外の大学、研究機関等と連携した研究開発活動も推進。

-産業メカトロニクス事業では、自動車用電装品、電動パワーステアリングおよびその関連製品、カーマルチメディア機器などの競争力強化に向けた開発を行っている。

-自動車機器部門の研究開発体制

拠点名 所在地 備考
自動車機器開発センター 兵庫県姫路市 応用開発
姫路製作所 兵庫県姫路市 製品開発
三田製作所 兵庫県三田市 製品開発
福山製作所 広島県福山市 製品開発

研究開発費
(金額:億円) 2008年3月期 2007年3月期
全社 1,487 1,327
産業メカトロニクス事業 370 282
割合 24.9% 21.3%

研究開発活動 (2008年3月期)

-新世代(9G)オルタネーター、高出力ブラシ付きEPSシステム、車載デジタルTVにおける受信技術などを開発。

設備投資

設備投資額
(単位:百万円) 2008年3月期 2007年3月期
全社 159,370 153,423
産業メカトロニクス事業 50,230 43,358
割合 31.5% 28.3%

産業メカトロニクス事業では、自動車機器およびFA機器の増産等を目的とした投資を行った。

設備の新設計画 (2009年3月期)
(単位:百万円) 2009年3月期
全社 170,000
産業メカトロニクス事業 50,500
割合 29.7%

産業メカトロニクス事業では、自動車機器およびFA機器の増産等を目的とした投資を行う計画。