ボッシュ株式会社 2009年12月期の動向

ハイライト

事業方針

-2009年の事業方針を発表した。09年12月期の連結業績について、主力のディーゼルエンジン(DE)用ユニットの需要回復がトラック市場の低迷によって見えにくいため「前期と比べ売上高が20%強落ち込むほか、黒字の確保が難しい見通し」と減収減益が避けられないとした。ただ「市場回復後にユーザーの求めるクルマが大きく変化することは確実だ」とみており、経営環境の苦しい中でも従来レベルの研究開発費、人材育成費の投入を継続、新しいニーズの吸収に向けた基盤づくりに取り組むことを強調した。(2009年5月29日付日刊自動車新聞より)

開発動向

研究開発体制

-2009年11月、開発施設、事務所を増築していた女満別テクニカルセンター(北海道大空町)の竣工式を実施した。同センターはESC(横滑り防止装置)を始めとした安全装備の装着拡大をにらみ、研究開発体制の強化に向けて施設を拡張した。延べ床面積は従来比約2倍の2613平方メートル。投資は横浜市の開発施設増強との合計で78億円。(2009年11月14日付日刊自動車新聞より)