Grupo Antolin-Irausa, S.A. 2017年12月期の動向

業績

(単位:百万ユーロ)

2017年12月期 2016年12月期 増減率(%) 要因
売上高 5,036.7 4,982.5 1.1 1)
EBITDA 465.7 461.7 0.9 2)
事業別売上
オーバーヘッド・ソフトトリム 2,043.6 2,144.7 (4.7) 3)
ドア・ハードトリム 1,632.4 1,461.5 11.2 4)
コックピット・コンソール 1,039.8 1,095.7 (5.1) 5)
ライティング 318.3 272.4 16.9 6)



要因
1) 売上高
-2017年12月期の売上高は、前年比1.1%増の5,036.7百万ユーロ。売上増の主な理由は、アジア太平洋や北米、南米での売上の伸び。欧州での売上減、および為替差損により一部相殺。

2) EBITDA
-2017年12月期のEBITDAは前年比0.9%増の465.7百万ユーロ。収入増の大半は売上増だが、為替差損により一部相殺。

3) オーバーヘッド・ソフトトリム(Overheads & Soft Trim)
-2017年12月期の同事業の売上高は前年比4.7%減の2,043.6百万ユーロ。欧州や北米での販売減が寄与。

4) ドア・ハードトリム (Doors & Hard Trim)
-2017年12月期の同事業の売上高は前年比11.2%増の1,632.4百万ユーロ。アメリカおよび欧州での販売増が寄与。

5) コックピット・コンソール (Cockpiits & Consoles)
-2017年12月期の同事業の売上高は55.9百万ユーロ減少し、1,039.8百万ユーロ。売上減の主な理由は、英国での販売減。

6) ライティング (Lighting)
-2017年12月期の同事業の売上高は、前年比16.9%増加の318.3百万ユーロ。売上増は西欧地域での伸張と中国での新しいプロジェクト立ち上げによるもの。

研究開発費

(単位:百万ユーロ)
2017年12月期 2016年12月期 2015年12月期
プロジェクトに投じた費用 118.9 113.0 69.9
売上に占める割合 (%) 2.4 2.2 2.0



研究開発施設

-2017年12月末現在、22の技術事業所を保有。

研究開発体制

-2017年12月末現在、1,600名が研究開発に従事。

研究開発活動

-研究開発活動は下記3つの主要分野に焦点を合わせている。 

  • 材料と工程:CO2排出量を減らす重量軽減、環境保全材料の使用とコスト低減。
  • 強力な適応性:異なった機能を生み出す工程や市場需要に見合う適応性。
  • スマートインテリア:エンドユーザーの体験を高める顧客(OEM)のブランド戦略をサポートする。

特許

-2013年1月1日から2017年12月31日までに、261件の特許を取得(内、166件が現在有効)。

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
2017年12月期 2016年12月期 2015年12月期
全社 333.4 285.2 170.9


-2017年12月期の主な投資は、米国Shelby工場の完成、中国、メキシコ、米国、ドイツ、チェコなど。

-2017年12月期の無形資産の投資は、主にFCA、VW、BMW、Mercedes-Benz、Fordなどの新プロジェクトの開発費用。