Inalfa Roof Systems Group B.V. 2013年12月期までの動向

ハイライト

近年の動向

北京海納川汽車部件による同社買収

-2011年4月、AAC Capital PartnersはParcom Capitalと共同で、両社が保有するInalfa Roof Systems Groupの株式を北京海納川汽車部件 (BHAP) へ売却すると発表。BHAPは中国の自動車部品メーカー。内・外装部品、シートシステム、電子モジュールシステム、熱交換システム、シャシーなどを生産している。(2011年4月27日付プレスリリースより)

受注

-2013年11月、スロバキア工場でBMW 「MINI Cooper」向けのパノラマサンルーフの生産を開始。(2013年12月9日付プレスリリースより)

-2010年、GMの「Cadillac SRX」2010年モデルにサンルーフを供給していると発表。(2010年4月2日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

-およそ380名が以下5拠点で研究開発に従事:
  • オランダ Venray
  • 米国 ミシガン州Auburn Hills
  • 韓国 Mado
  • 日本 神奈川県新横浜
  • 中国 上海

研究開発拠点

-2013年、米国ミシガン州のAuburn Hillsにおいて「北米技術センター (North American Technology Center)」の開所式を行った。投資額は4百万ドル超。同センターは、Ford、GM、Chrysler、BMW、日産など北米顧客向けにエンジニアリングサービスを提供する。(2013年10月2日付プレスリリースより)

設備投資

海外投資

-2012年8月、同社は1億ユーロの銀行融資増額を確保したと発表。このうち57.5百万ユーロは、スロバキアのKrakovany、韓国のMado、中国の山東省煙台 (Yantai)、重慶 (Chongqing)、河北省廊坊 (Langfang)などにおける拠点拡張のほか、最近獲得した新規受注に対する大規模な投資などに充当される。 (2012年8月9日付プレスリリースより)

<米国>
-2013年6月、米国ジョージア州Cherokee Countyに生産工場を新設すると決定。2014年1月に稼働開始予定。設備投資額は17.1百万ドルで、従業員はおよそ300名。同工場は米国における4拠点目となる。

<中国>
-2013年4月、中国の重慶 (Chongqing) に新工場を開設したと発表。同工場には現在、チルト式ベントスライドルーフ (TVS) 組立ライン、パノラマルーフなどのボトムロード式製品の組立ライン、ガラス接合ラインを各1本設置している。年産能力はあわせて30万ユニット超。長安福特馬自達汽車 (CFMA) およびVolvoからの新規受注に伴い、2016年までに40万ユニットに引き上げる計画。(2013年4月23日付プレスリリースより)

-2013年4月、中国の河北省廊坊 (Langfang) に新工場を開設したと発表。(2013年4月23日付プレスリリースより)

<スロバキア>
-2012年12月、スロバキアのKrakovany拠点を拡張し、新施設を開設したと発表。2011年5月に開設した既存建屋を4,800平方メートル拡張したもの。今回の拡張により、倉庫、生産エリア、ソーシャルルーム、補助室が設置される予定で、今後Daimler、Renault、Audiなどからの受注に備える計画。 (2012年12月5日付プレスリリースより)

-2011年5月、スロバキアKrakovanyの自動車用ルーフシステム工場において開所式を行った。同工場の面積は8,500平方メートル。なお、生産は2010年12月に開始している。 (2011年5月11日付プレスリリースより)

<メキシコ>
-2011年11月、メキシコのグアナフアト州に位置するInalfa Roof Systems de Mexicoにおいて、新工場を開設したと発表。従業員約70名を雇用し、Ford 「Fusion」および「Lincoln MKZ」の米国モデル向けにサンルーフを供給する。なお、同社は2012年に、さらに2拠点を中国に開設する計画。 (2011年11月22日付プレスリリースより)