Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. KG 2012年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2012年12月期 2011年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 4,495 4,032 11.5 -

受賞

-スペインのSta. Margarida工場がFordより「World Excellence Award」を受賞。同工場がこの賞を受賞するのは、過去7年間で5回目。2005年よりドアシステムを、2010年よりウィンドウレギュレーターをFordへ納入している。また、Broseはこれまでの6年間でFordより12の賞を受賞。現在、FordおよびLincolnの34モデルに向けて、欧州とその他海外の21工場から供給を行っている。ウィンドウレギュレーター、ドア、シート、クロージャーシステムをはじめ、エレクトロニクス、電動モーター、ドライブトレインアクチュエーター、HVACブロワー用ドライブ、電動パワーステアリングモーター、タッチフリーのリフトゲート開閉システムなどが対象製品となる。(2012年6月19日付プレスリリースより)

-PSA Peugeot Citroenより「Key Supplier」賞を受賞。PSAにウィンドウレギュレーターを納入している。(2012年3月28日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

-全社売上高の約7%が製品開発および最先端の生産技術の開発に投じられる。2,500名のエンジニアおよび技術者を世界に有しており、製品開発に従事している。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
  2012年12月期 2011年12月期 2010年12月期
全社 311 300 186

国内投資

-ドイツのバイエルン州Bambergに新拠点を設立すると発表した。同社はまず、75,000平方メートルの土地の買収契約を締結。この契約には、土地を追加購入するオプションが付与されている。現時点では、3段階にわけて様々なオフィスや生産工場を建設する計画。2014年に完成する最初の建物には、従業員約500名が勤務する。同拠点における最終完成時の従業員数は1,200名、投資額は200百万ユーロ超となる見込み。(2012年5月25日付プレスリリースより)

海外投資

<中国>
-中国・北京市に同社にとって同国7番目の工場を開設。ドアシステムを生産するメカトロニクス工場としては、上海工場に続きアジアで2番目となる。新工場は北京市南部の大興 (Daxing) 区に位置し、面積は14,000平方メートル。今春より既に、北京奔馳汽車 (BBAC) の「C-Class」、「E-Class」、「GLK」向けにドアシステムの生産を開始している。このほかに、年内に北京汽車 (BAIC) 向けのウィンドウレギュレーターの生産も開始する計画。さらに2013年には、複数の地元企業や海外顧客に向けたプロジェクトも始動する。従業員数は現在の80名から、2012年末に110名に増員する計画。2015年までに約260名の従業員を雇用し、売上額は約750百万元となる見込み。 (2012年10月23日付プレスリリースより)

-中国の重慶 (Chongqing) に新工場を開設したと発表。同工場は、重慶および四川省成都 (Chengdu) の自動車メーカー向けにシートシステム、ドアシステム、クロージャーシステム、冷却ファンモジュール、HVACブロワーなどを生産する。 (2012年7月27日付プレスリリースより)

<米国>
-米国ミシガン州のNew Bostonに新工場を設立。2013年に稼動を開始し、ドアシステムおよびシートシステムを生産する。このNew Boston工場は、Auburn Hillsの北米本社およびJeffersonの生産工場に加えて、同社にとってミシガン州3番目の拠点。なお、北米では9番目の拠点となる。オハイオ州ToledoにあるChryslerの組立工場にドアシステムを納入するほか、Fordの複数の新型モデル向けにシートアジャスターを供給する計画。(2012年5月16日付プレスリリースより)