業績

(単位： 百万元)

	2011年度	2010年度	増減率(%)	要因
売上高	1,851.12	1,750.20	5.77	-製品構造や市場営業政策を調整 -中国国内市場や国際市場を開拓
営業利益	68.38	126.95	(46.14)	-世界経済の不景気を背景として、中国国内の自動車市場も好調ではなく、生産・販売量の増加が予測より緩やかになった -原材料価格の高騰や労働力の給料アップなどに影響され、コストが予測より高くなり、純利益に影響を及ぼした。
経常利益	92.04	134.55	(31.6)
純利益	84.11	124.58	(32.5)

新会社

- 浙江亜太機電股份有限公司は北京に全額出資子会社「北京浙亜汽車配件有限公司(Beijing ZA Automotive Parts  Co., Ltd.)(仮称)」を設立する。登録資本金は5百万元。各種自動車および建設機械のブレーキ系統、アクスル、トランスミッションギアなどの部品、モジュールの研究開発と販売を行う。(2011年7月23日付けプレスリリースより)

- 浙江亜太機電股份有限公司は吉林省長春西新経済技術開発区に全額出資子会社「長春浙亜汽車底盤有限公司(Changchun ZA  Chassis  Co., Ltd.)を設立し工商管理局への登記を完了した。登録資本金は30百万元。各種自動車のブレーキ系統、シャシーモジュールの開発、生産、販売を行う。なお2010年12月に発表された時点では子会社の名称は長春浙江制動系統有限公司となっていた。(2011年5月26日付け会社公告より)

受注

- 浙江亜太機電股份有限公司は上海VWよりOctavia NF A+のリアブレーキディスクのサプライヤーに指定された。供給シェアは80%が見込まれている。具体的な受注量は今後の市場の需要により決定される。(2012年4月13日付け会社公告より)

- 浙江亜太機電股份有限公司は一汽VWよりMQBプラットホームで製作されるGolf 7、Audi A3のリアブレーキディスクのサプライヤーに指定された。この製品では、同社と一汽VWが共同で開発した。受注量は未定で、今後の市場のニーズにより決定される。(2012年3月21日付け会社公告より)

受賞

- 浙江亜太機電股份有限公司は第一汽車集団公司(FAW)が開催した2012年購買業務会議においてFAW優秀サプライヤー賞を受賞した。同社とFAWの提携は20年近くに及び良好な関係を築いている。(2012年3月5日付けプレスリリースより)

- 同社は一汽轎車 (FAW Car)から「2010年度特別貢献賞」を、北汽福田 (Beiqi Foton)から「2010年度技術創新賞」を授与された。(2011年2月8日付プレスリリースより)

研究開発体制

- テクニカルセンターを保有(1996年設立)。
- 2003年にスタートした博士号取得者の研究ラボで、ブレーキバイワイヤー(brake by wire)、駐車アシストシステム、EHB(Electro-Hydraulic Brake)、スタビリティコントロール、タイヤパンク時の緊急ブレーキシステムなどを研究している。(2010年会社ホームページ)

研究開発費

(百万元)

年度	開発額	対売上高比(%)
2009	52.69	3.98
2010	72.82	4.16
2011	68.99	3.73

出典：2011年同社の年鑑より
-同社は2011年度14件の特許を取得。

項目	投資額 (百万元)	2010年投資額 (百万元)	投資額対予算比(%)	進捗
ディスクブレーキ生産設備(生産能力260万セット/年)	166.03	32.27	93.21	建設中
アクスルモジュール生産設備(生産能力10万セット/年)	61.28	23.21	77.09	建設中
ドラムブレーキ生産設備(生産能力120万セット/年)	46.61	32.90	79.57	建設中
マスターホイールシリンダー生産設備(生産能力30万セット/年)	30.98	13.69	85.50	建設中
ブレーキブースター生産設備(生産能力30万セット/年)	22.95	8.75	54.46	建設中

合弁事業

- 浙江亜太機電股份有限公司と北京海納川汽車部件股份有限公司は両社の合弁会社「北京亜太汽車底盤系統有限公司」に対して追加投資を行う。投資額はそれぞれ1,920万元と2,080万元。これにより資本比率はこれまでの50：50から浙江亜太49%、北京海納川51%となり、合弁会社の登録資本金は4,000万元から8,000万元となる。(2011年5月6日付け会社公告より)