Ningbo Tuopu Group Co., Ltd.[寧波拓普集団股份有限公司](旧 寧波拓普制動系統有限公司) 2024年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
| 2024年12月期 | 2023年12月期 | 増減率(%) | |
| 売上高 | 26,600.33 | 19,700.56 | 35.02% |
| 営業利益 | 3,419.97 | 2,476.27 | 38.11% |
| 経常利益 | 3,421.26 | 2,462.29 | 38.95% |
| 純利益 | 3,003.69 | 2,150.02 | 39.71% |
受注
-2024年、同社は紅旗ブランドの新エネルギー電動車向けにIBSブレーキシステムを供給した。現在、同社はコストパフォーマンスをさらに高めた「IBS 2.0」バージョンの開発に着手している。
-同社は、欧州のプレミアムブランドからボールジョイント鋳造アルミコントロールアームを受注したと発表した。
同社は開発や検証において、ドイツのIAMTなどが構築したボールジョイント開発試験システムを導入した。これにより、シールの動的耐久試験、トルクおよび剛性試験、高圧蒸気洗浄噴射試験、摩耗の動的耐久試験などをカバーしたという。
生産面では、同社が開発した全自動鋳造アルミ生産ユニット、ボールジョイント自動加工ライン、分離型ボールジョイント自動組み立てラインおよび統合型スイングアームボールジョイント自動組み立てラインなどを導入した。
なお、同社のサスペンションシステムの第6工場は2024年半ばに稼働しており、全自動鋳造アルミ生産ユニットは年間4,000万個の受注に対応可能。(2024年7月2日付拓普集団WeChat公式アカウントより)
-同社は、問界 (AITO) M9に複数の同社製品が搭載されていると発表した。従来のオープンシステムと比較して車高昇降の応答性が30%向上し、騒音が10dB低減されたクローズドエアサスペンションシステム(C-ECAS)のほか、ブラシレスモーターを使用して静音を実現したスマート電動ドアシステム(POD)などが採用された。PODはミリ波レーダーを内蔵し、ADSと連携してさまざまな障害物を感知し、開閉角度を自動調整することができる。シャーシシステムやドアドライブシステムに加え、熱管理システムやステアリングシステム関連製品も問界M9に搭載されている。(2024年1月9日付け拓普集団WeChat公式アカウントより)
新工場
-2024年、同社はメキシコ第1期プロジェクトを稼働開始し、第2期プロジェクトの計画を開始した。また、ポーランド工場第2期計画およびタイ生産拠点の計画も進めている。
-同社は、受注拡大を目的に、タイに最大3億ドルを投資して自動車部品工場を建設すると発表した。中国国外顧客へのサポート拡充や中国国内自動車メーカーの国外進出に伴うサプライチェーン構築を支える。計画は受注状況や事業の進展に応じて段階的に行っていく。
同社はタイに完全子会社となる拓普泰国科技有限公司を設立し、工場を建設する計画。完全子会社の登録資本金は350万タイバーツで、自動車部品の研究開発、生産・販売などを行う。(2025年4月16日付拓普集団のプレスリリースより)
-同社は、メキシコの内装および熱管理システム部品工場がそれぞれ稼働したと発表した。
この内装部品工場は、拓普集団の装飾品システム事業部のメキシコにおける初の工場であり、2024年9月に稼働開始した。主に天井、ドアパネル、トランクサイドパネル、コート掛けなどを生産する。この工場は先進的な自動化生産ラインを採用し労働人員を削減しているほか、素材を自社で生産することでサプライチェーンの課題も解消している。
熱管理システム部品の工場は、同社の熱管理システム事業部の海外での2番目の工場であり、2024年8月にヒートポンプアセンブリ製品の量産を開始した。10月までに2万セットが生産され、年間生産能力は30万セットに達している。(2024年10月25日および26日付拓普集団のWeChat公式アカウントより)
-拓普集団は、エアサスペンションの生産を行う浙江省の工場において、第2工場が完成したと発表した。第2工場の敷地面積は約6万6,600平方メートルで総投資額は約6億元。2024年10月に稼働予定で、年間400万ユニットのエアサスペンションの生産能力をもつ。第2工場は10本の全自動組立てラインなどの主要設備を備える。また、自動化によるエラー防止技術(マシンビジョンとスマートセンサ、インテリジェント検出など)を活用して不良発生のリスクを抑えているほか、全面的なデジタル管理によって、リアルタイムで監視制御し、生産ライン稼働を管理している。なお、拓普集団のエアサスペンション第1工場は、年産能力50万セットの供給能力を備えているが、現在は生産能力が飽和状態にある。(2024年5月22日付拓普集団のWechatアカウントより)
新製品
-同社は、新世代の電子水弁である9方弁の発売を発表した。この製品は、2つの四方バルブと1つの三方バルブを1つに統合し、コストを最大50%削減する。同時に8つのモードをサポートし、熱管理モジュールを使用すると、より正確な熱伝達を実現でき、冬季などの極端な作業条件では航続距離を20%以上延長できる。さらに、9方弁は0.1°の制御精度、位置信号を常にフィードバックする内蔵センサー、自己診断機能を備えており、9方弁自体とシステムを保護できる。(2024年1月7日付拓普集団のWechat公式アカウントより)
取得
-同社は、蕪湖長鵬汽車零部件有限公司の全株式を取得したと発表した。
取得額は3.3億元。今回の買収によって売上高が15-20億元増加し、自動車内装製品の市場シェアがさらに拡大する見込み。
拓普集団は垂直統合したサプライチェーンの強みを活かし、買収企業の収益率の向上や、顧客向けにQSTP (品質・サービス・技術・価格)を提供する。
また今回の買収によって、自社の地域戦略をより強化することができるとしている。(2025年5月14日付拓普集団のWeChat公式アカウントより)
展示会
-同社は、パワートレインシャシーシステム、内装部品システム、スマートドライブシステムなどの先端技術製品を2025粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ・グレーターベイエリア)モーターショーに出展したと発表した。
48Vエアサスペンションシステム(ECAS)は48Vの電圧を採用したもので、電流損失を低減し、コンプレッサーの出力が3~4倍向上する。空気充填速度は50%以上向上し、車高調整時間は3~5秒に短縮する。48Vマイルドハイブリッド車(MHV)や電気自動車(EV)の高電圧システムと直接連携可能で、追加の電圧変換が不要になる。
800V油圧式フルアクティブサスペンション、油圧システムの動的応答速度は10ms未満。車体の振動を80%以上低減し、路面からの衝撃や騒音を遮断する。タイヤのグリップ力を高め、コーナリング時の安定性を50%向上する。
このほか、拓普集団はスマートブレーキシステム「IBS 2.0」、電動機械式ブレーキシステム「EMB」、48Vデュアルピニオン式電動パワーステアリングシステムなども展示した。(2025年6月4日付の拓普集団のWeChat公式アカウントより)
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
| 2024年12月期 | 2023年12月期 | 2022年12月期 | ||
| 研究開発費用 | 1,224.24 | 986.40 | 750.72 | |
| 売上高に占める割合 (%) | 4.60 | 5.01 | 4.69 | |
| 研究開発人員数(名) | 4,159 | 3,679 | 3,180 | |
| 会社の総従業員に占める研究開発要員の割合(%) | 18.32 | 18.84 | 18.06 | |
研究開発拠点
-米国デトロイト及びスウェーデンヨーテボリ (Göteborg) にR&Dセンターを保有。カナダトロント、独ヴァインハイム(Weinheim)、仏ルヴァロワ=ペレ(Levallois-Perret)、ブラジルサンパウロに技術者を配置。また、GM、Ford、Audi、BMWなどとの共同開発体制も構築し、国内外OEMとのグローバル同時開発に対応できる体制を構築している。



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