Ningbo Tuopu Group Co., Ltd.[寧波拓普集団股份有限公司](旧 寧波拓普制動系統有限公司) 2020年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
2020年12月期 | 2019年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
売上高 | 6,511.09 | 5,358.95 | 21.50 |
-新エネルギー車の好調を想定した業務配置により、各事業で好調に推移。トヨタ、ホンダからサプライヤー指定を受けたほか、VWからは電子バキュームポンプなどを受注。今年度新たに獲得した受注は前年度を大きく上回った。 |
営業利益 | 706.10 | 531.54 | 32.84 | |
経常利益 | 710.09 | 528.75 | 34.29 | |
純利益 | 630.13 | 460.05 | 36.97 |
2021年12月期業績予想
-通年売上高は120億元、純利益は12-15億元となる見込み。
-建設中だった100万平方メートルの工場が完成。さらに100万平方メートルの工業パーク建設を計画。
新会社
-顧客の需要に応じ、完全子会社を新設すると発表した。社名は西安拓普汽車部件有限公司。登録資本金は50百万元で、拓普集団がその全株式を保有するという。(2021年6月1日付プレスリリースより)
-寧波杭州湾新区に全額出資子会社「拓普電動車熱管理系統(寧波)有限公司」(仮称)を設立し、生産能力を更に拡大すると発表した。この子会社の登録資本金は20億元。自動車部品の開発、製造、卸売、小売を手掛ける。(2020年12月2日付プレスリリースより)
-ポーランドに工場を建設し、全額出資子会社「Tuopu Poland sp.z.o.o」を設立。生産の更なるグローバル化を図るのが狙い。投資総額は最大30百万ユーロを見込む。子会社の登録資本金は2百万ズウォティ(約448,176ユーロ)。自動車部品の製造、販売のほか、自動車エレクトロニクスおよびエレクトロニクス装置、その他の自動車部品の製造を手掛ける。(2020年12月2日付プレスリリースより)
国内投資
-同社は、完全子会社の湖南拓普汽車部件有限公司(湖南拓普)で資本金を7億5,000万人民元増資し、完全子会社の寧波拓普汽車電子有限公司(拓普電子)で資本金を1億元増資すると発表した。湖南拓普と拓普電子は、それぞれ「湖南工場軽量シャーシシステムモジュールプロジェクト」と「杭州湾フェーズII軽量シャーシシステムモジュールプロジェクトの実施者である。増資が完了した後、湖南拓普の登録資本金は8億元、拓普電子の登録資本金は2億5000万元であり、依然として同社の完全子会社である。
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
2020年12月期 | 2019年12月期 | 2018年12月期 | ||
研究開発費用 | 354.85 | 314.31 | 287.51 | |
売上高に占める割合 (%) | 5.45 | 5.87 | 4.80 | |
研究開発人員数(名) | 1,729 | 1,385 | 1,328 | |
会社の総従業員に占める研究開発要員の割合(%) | 18.96 | 18.51 | 17.12 |
研究開発拠点
-2016年現在、米国デトロイト及びスウェーデンヨーテボリ(Göteborg)にR&Dセンターを保有。カナダトロント、独ヴァインハイム(Weinheim)、仏ルヴァロワ=ペレ(Levallois-Perret)、ブラジルサンパウロに技術者を配置。拓普R&DセンターはGM、Ford、Audi、BMWなどのグローバル開発体系に参入し、国内外OEMと協業して開発できる能力を備える。
-2002年以降、拓普R&DセンターはGM、Ford、Audi、BMW、Valeo、上汽集団、一汽轎車、一汽錫柴、長安汽車、瀋陽華晨、吉利汽車、BYDなどと共同開発を展開、多くの製品を開発している。