Kunming Yunnei Power Co., Ltd.[昆明雲内動力股份有限公司] 2023年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
2023年12月期 | 2022年12月期 | 増減率 (%) | 要因 | |
売上高 | 5,314.39 | 4,790.23 | 10.94% | -競争が激化する商用車エンジン市場に対応する中で、同社の研究開発投資および販売費用が前年同期比で増加。、運営コストが全体的に上昇し、通常の事業活動による売上高では営業コストおよび期間費用を賄うことができず、純利益は赤字となった。 |
営業利益 | (1,238.73) | (1,299.18) | - | |
経常利益 | (1,238.21) | (1,297.97) | - | |
純利益 | (1,258.57) | (1,308.56) | - |
新会社
-同社は、サービス部品供給センターをベトナムのハノイに設立したと発表した。このセンターでは、先進的な設備や専門のサービスチームを配置し、にエクスプレス物流経路を開設し、ベトナム北部地域では当日配送、中南部地域では翌日配送を実現。なお、雲内動力は5月15日にもフィリピンにサービス部品供給センターを設立したと発表している。同社はグローバルに海外サービス部品供給センターを8-12カ所設立する計画で、迅速且つ高効率に海外市場にサービスを提供する。(2024年5月29日付雲内動力のWechat公式アカウントより)
-同社は、山東東虹工貿有限公司などと共同で山東邦高動力科技有限公司を設立すると発表した。Gシリーズの商用車のガソリンエンジン関連製品の研究開発、生産、販売サービスなどの事業を実施する。雲内動力の山東市場におけるガソリンエンジンのシェア向上が目的だという。(2023年3月8日付雲内動力のプレスリリースより)
受注
-同社のG16およびG20ガソリンエンジンは、JAC、Foton、SAIC、Shandong Kaima、Chengdu Dayun、Sichuan Nanjun、Chongqing Qinglingなどの主流ブランドの商用車に搭載されている。
-同社が開発したYN30NF天然ガスエンジンは現在、Foton、JAC、Dongfeng、NanjunなどのOEMメーカーに搭載されている。
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
2023年12月期 | 2022年12月期 | 2021年12月期 | |
研究開発費用 | 439.78 | 428.51 | 620.76 |
売上高に占める割合 (%) | 8.28 | 8.95 | 7.73 |
-2023年末現在、研究開発人員は326名で、全体の12.08%を占める。
研究開発体制
-同社は、科技管理部、昆明技術センター、情報センター、東部技術センター、成都ガス開発センター、山東技術センターからなる「1部・5センター」体制を構築し、昆明、成都、無錫、山東の4カ所に研究開発拠点を設置している。
施設 | 所在地 | 業務内容 |
科技管理部 | 雲南省 昆明市 |
R&Dプロジェクトマネジメント、テクノロジーマネジメント |
昆明技術センター | プロダクトエンジニアリングプロトタイプ開発 | |
情報センター | 情報管理 | |
成都ガス開発センター | 四川省 成都市 |
天然ガスエンジ、オフロード向けエンジン開発 |
東部技術センター | 江蘇省 無錫市 |
製品設計、後処理ASSY、エンジンおよび完成車のキャリブレーション、新エネルギー車のパワートレイン |
山東技術センター | 山東省 青州市 |
オフロード向けエンジン開発 |
特許
-2023年末現在、同社はエンジン分野において、実用新案特許193件、外観特許58件、発明特許34件を含む、計285件の有効な特許を保有している。 (2023年アニュアルレポートより)