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Huawei Technologies Co., Ltd.[華為技術有限公司] 2024年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
  2024年12月期 2023年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 862,072 704,174 22.42 -中国におけるデジタル化・スマート化・低炭素化の加速により、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、エネルギー、端末、スマートカーソリューションなどの分野で売上増となった。
営業利益 79,361 104,401 (23.98)
純利益 62,574 86,950 (28.03)

-2024年のファーウェイのスマートカーソリューションBUの営業収益は前年比474.4%増の26,353百万元となった。

地域別パフォーマンス

  • 中国:中国におけるデジタル化・スマート化・低炭素化の転換が加速する中、ファーウェイはコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、エネルギー、端末、スマートカーソリューションなどの分野で総合的な強みを発揮し、全事業において効果的な成長を実現。売上高は615,264百万元を達成。
  • 欧州・中東・アフリカ:ICTインフラ建設の加速および業界のデジタル化・スマート化・低炭素化の転換推進により、ICTインフラ事業は堅調に推移。クラウド事業は急速に成長し、デジタルエネルギー事業も予想通りの進捗。端末事業はHarmonyOSエコシステム構築と統合製品の展開に注力。売上高は148,355百万元を達成。
  • アジア太平洋:5Gの加速と業界のデジタル化・スマート化・低炭素化の推進により、ICTインフラ事業は堅調に推移。クラウド事業は急速に成長し、デジタルエネルギー事業も良好に成長。端末エコシステムの革新も急速に進展。売上高は43,306百万元を達成。
  • 米州:トラフィック増加、5G、データ通信インフラ建設の加速、および業界のデジタル化・スマート化・低炭素化により、ICTインフラ事業は堅調に推移。クラウド事業とデジタルエネルギー事業はともに良好な成長を達成。端末事業は統合製品の展開に注力。売上高は36,301百万元を達成。

   

新製品&テクノロジー

スマートカークラウドサービスソリューションHMS for Carの最新ソリューションを発表
スマートカークラウドサービスソリューションHMS for Carの最新ソリューション
(来源:MarkLines撮影)

-2025年3月、ファーウェイは第46回バンコク国際モーターショー(BIMS 2025)でスマートカークラウドサービスソリューションHMS for Carの最新ソリューションを展示したと発表した。発表では、スマートコックピットのフレームワークとなるMAAN3.0アーキテクチャ(MAP BOX、AI BOX、APP BOX、NET BOX)のアップグレードと、東南アジアでスマートモビリティを推進するための地域密着型のコラボレーションを強調した。

・MAAN3.0アーキテクチャは、東南アジア向けにローカライズされたアップグレードにより技術的性能を向上させた。各機能の概要は以下のとおり。

  • Map Box:タイの道路ネットワークに合わせ、車線レベルのナビゲーションとEV充電プランを統合し、ルート精度を向上させ、航続距離に対する不安を軽減する。
  • AI Box:正確な音声制御のために、東南アジアでの各種言語による音声対話をサポート。
  • App Box:ローカライズされたアプリの適応を最適化することで、エコシステムの統合を加速する。
  • Net Box:接続の安定性を向上させることで信頼性の高いリアルタイムサービスを保証する。

・ファーウェイは、奇瑞汽車のオフロード電気SUV「Chery JAECOO 6」、長城汽車(GWM)の哈弗(Haval)ブランドのコンパクトSUV「H6 PHEV」、長安汽車やCATLが出資する電気自動車(EV)メーカー阿維塔科技(重慶)有限公司(Avatr Technology、アバター・テクノロジー)のミッドサイズ電気クロスオーバーSUV「アバター11 (Avatr 11、阿維塔11)」などのモデル向けにカスタマイズされたPetal Mapsソリューション(地図、ターンバイターン方式のナビゲーション、交通情報、場所検索などを提供するツール)を実演し、東南アジアの交通シナリオとの互換性を紹介した。ファーウェイは、中国の自動車メーカーがグローバル展開を加速することを支援すると同時に、地域全体でローカライズされたスマート・ドライビング体験を強化することを目指している。

・また、Astro Radio Sdn Bhd、Noor Luminous Sdn Bhd、Bateriku (M) Sdn Bhd、GMM Media PCL (ATime)、Game Square Interactiveなど、マレーシアとタイの主要な地域プレーヤーと協力する。こうしたパートナーシップにより、自動車メーカーがナビゲーション、エンターテインメント、緊急サービスを統合し、ユーザーの包括的なニーズに応えることを支援する。

 

スマートカーソリューションの新ブランド「乾崑」を発表
ファーウェイ・スマートカーソリューションの新ブランド「乾崑(Qiankun)」
(出典:ファーウェイWeChat公式アカウント)

-ファーウェイは2024年4月24日、ファーウェイ・スマートカーソリューションの発表イベントを北京で開催し、スマート運転をコアとするソリューションの新ブランド「乾崑(Qiankun)」を発表した。

・「乾崑」という名称には、産業を牽引し、コア技術を着実に掌握するという意味を込めており、鴻蒙(Harmony) OSコックピットとともに、ファーウェイスマートカーソリューションの2大ブランドを成すものとなる。

・「乾崑」はアップグレードした「乾崑ADS」、「乾崑車両コントロール」、「乾崑自動車向けクラウド」などのソリューションを提供する。

  • 乾崑ADS 3.0 はGOD(障害物検知)ネットワークをベースに、「単純な障害物検知」から「深く運転シナリオを理解する」まで飛躍的な進歩を遂げた。PDP(予測、意思決定、計画)ネットワークを採用し、人間のような意思決定と計画を実現し、複雑な交差点の通過率>96%を実現する。処理速度は3.5E FLOPSに達し、出発から目的地到着までのインテリジェントパイロット(NCA)機能を実現する。バレーパーキングはあらゆる場面で商業運用され、2024年末までに100の商業施設における駐車場を、2000の集合住宅地とオフィスの駐車場をサポートする。また、「乾崑ADS」はより手ごろな価格のADS SE版をリリースした。
  • 「乾崑車両コントロール」は乾崑iDVP 2.0スマートカーデジタルプラットフォーム、車両コントロールモジュールおよびXMOTION 2.0車体モーション協調コントロールシステム(6D車両モーションコントロールアルゴリズムに対応)をリリースし、パーソナライズされた体験、サービス化ソフトウェアおよび集中型アーキテクチャを実現する。
  • 「乾崑自動車向けクラウド」3.0はユーザーが車両を準備する、乗車する、運転する、停車する、メンテナンスするなどの使用シーンすべてをカバーする。また新たに6つの革新的なサービスとアプリケーションとして、大規模言語モデル「乾崑雲鵲」、デジタルキー「星閃」、スマートフォンを使い車両外部カメラを遠隔操作しライブ映像を取得する機能「乾崑雲瞰」、ユーザーがウェルカムランプを定義できる「乾崑雲曦」、DVFdiff OTA差分進化(Differential evolution:DE)、IoVセーフティクラウドサービスを発表した。

-2024年を通じて、ファーウェイの「乾崑」スマートカーソリューション事業は急成長期に入り、スマート部品の出荷数は2,300万個を超え、前年比約7倍の成長を記録。2024年末時点で、協業による車種は15モデルに達し、レンジエクステンダー、EV、ハイブリッドなどの動力タイプをカバーし、セダン、SUV、MPV、オフロード車など多様な車種に対応している。

   

自動車メーカーとの提携

-現在、Huaweiと自動車メーカーには3つの提携方式がある。

  • 部品供給提携方式:従来通りの部品供給を行う提携方式。Huaweiは自動車メーカーに標準化モジュールなどの部品を提供する。
  • ソリューション提携方式:Huawei Inside提携方式(略称、HI方式)とも呼ばれる。自動車メーカーが製品全体の設計を担当する一方で、Huaweiは単一コンポーネントやモジュールを提供するだけでなく、自動車メーカーにフルスタックのスマート運転ソリューションを提供する。
  • スマートカー提携方式(鴻蒙智行(HIMA)):HI提携方式をベースに、自動車メーカーに全シリーズのソリューションと製品を提供し、完成車設計にさらに深く関与する。また、Huaweiのマーケティングと販売網を利用し、マーケティングプロセスに関わり、完成車工場と提携して販売を行う。スマートカー提携方式のもと、Huaweiは提携パートナーと共同で鴻蒙智能汽車技術生態連盟(Harmony Intelligence Mobility Alliance)を設立した。現在、Huaweiとスマートカー提携を展開している自動車メーカーは、赛力斯(SERES)、北汽集団、奇瑞汽車、江淮汽車の4社。Huaweiは今後さらに自動車メーカーが提携パートナーとして増えることを期待している。2024年3月、広州汽車傘下の広汽伝祺(Trumpchi)、東風汽車傘下のプレミアム新エネルギー車(NEV)ブランド嵐図汽車(Voyah)、零跑汽車(Leapmotor)、奇瑞汽車傘下の凱翼汽車(Kaiyi Auto)の4ブランドは3月15日、ファーウェイの車載システムHarmonyOSエコシステムに参加し、Harmonyネイティブアプリの自動車産業におけるパートナー第1陣になったと発表した。ファーウェイはこれら4ブランドと共に、HarmonyOS NEXT(鴻蒙星河バージョン)をベースとしてアプリ版のHarmonyネイティブアプリケーション開発に着手する。ユーザーの車両管理に役立ち、ユーザーのデータセキュリティとプライバシーを十分に保護する。また、アプリの一次開発やマルチデプロイを実現し、スマートフォンやスマートウォッチなど多くの端末でのシームレスな体験を実現し、「IoE」(Internet of Everything)によるスマートモビリティ体験を創造する。

 

Huaweiと自動車メーカーとの提携方式

方式 提携程度 提携会社 ブランド 供給製品またはモデル
部品供給提携 浅い BYD、広汽集団等 - 5Gモジュール、駆動モーター、統合熱管理システム、ARヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)、レーダーなど
ソリューション提携
(Huawei Inside)
中程度 長安汽車 阿維塔(AVATR) 阿维塔6、阿维塔7、阿維塔11阿維塔12
北汽集団 極狐(ARCFOX) 極狐αS HIバージョン(極狐α以外のモデルは提携範囲には入らない)

スマートカー提携
(鴻蒙智行(HIMA))

深い 賽力斯 AITO問界 問界M5問界M7、問界M9、问界新M5 Ultra
奇瑞汽車 LUXEED智界 智界S7、智界R7
北汽集団 STELATO享界(華彰) 享界S9
江淮汽車 MAEXTRO尊界 尊界S800
上汽集団 SAIC尚界 未公開

 

  

OEMとの提携・受注

提携先 内容
 BMW

BMWグループは3月17日、華為終端有限公司(Huawei Device Co., Ltd.)と連携し、中国でファーウェイの端末製品を使用するBMWのユーザー向けに、鴻蒙 (Harmony)システムをベースにしたアプリケーションエコシステムを開発すると発表した。両社はBMWデジタルキー、HUAWEI HiCar、MyBMW Appなどのデジタル化サービスをリリースする。HarmonyOS NEXT(5.0)をベースに多元的なスマートアプリケーションと機能を開発し、頻度の高いシナリオに焦点を当て、ファーウェイの端末製品を使用するBMWのユーザーに全シナリオに対応するスマート体験を提供する。同日付複数の現地メディアの報道によると、HarmonyOS NEXTをベースに開発するBMWデジタルキーの機能は2025年内にリリースされる。高度に統合したHUAWEI HiCarは2026年にまず中国で生産するBMWの新世代モデルに搭載予定である。(2025年3月17日付BMWグループのWeibo公式アカウントと中国の複数メディアの報道に基づく)

 上汽集団

上汽集団は2月21日、ファーウェイ傘下の華為終端有限公司(華為終端)との協力協定を締結したと発表した。両社は製品の定義、生産、サプライチェーンの管理、販売サービスなどの領域で戦略的な協力を進め、新エネルギー車(NEV)の新モデルを開発する。両社はスマートカーの技術とビジネスモデルの革新を通じて、グローバルで競争力のあるスマートカーの開発に注力する。(2025年2月21日付上汽集団のWeChat公式アカウントに基づく

長安汽車

長安汽車傘下の新エネルギー車(NEV)ブランドである深藍汽車(Deepal)は2月9日、重慶市でファーウェイと包括的な業務提携の強化に関する契約を締結したと発表した。両社はコネクテッドカー分野での協力を全面的に推進し、自動運転の普及を共同で進めていく。深藍汽車はファーウェイのスマートカーソリューションとの提携規模を拡大し、運転支援システム「乾崑(Qiankun)」やスマートコックピット「鴻蒙(Harmony)」などの技術を推進する。ファーウェイはこの提携を通じて、深蓝汽車に対してより市場競争力があり、ユーザー価値の高いソリューションを提供する。(2025年2月9日付深藍汽車ファーウェイのWechat公式アカウントに基づく)

 阿维塔

ファーウェイは12月12日、長安汽車やCATLが出資する電気自動車(EV)メーカー阿維塔科技(重慶)有限公司(Avatr Technology、アバター・テクノロジー)と包括的な戦略的提携の深化に向けた協定書を締結したと発表した。両社は製品開発、マーケティング、サービスなどの領域での協力関係を深め、ソフトウェア定義車両(SDV)の理念に基づき、新しいアーキテクチャや先進技術をベースにしたモデルシリーズを開発する。両者は2019年1月に戦略的協力協定を結んで以降、アバター・テクノロジーがミッドサイズ電気クーペSUV「アバター11 (Avatr 11、阿維塔11)」、ミッドサイズ電気クーペ「アバター12」、ミッドサイズSUV「アバター07」、先ごろ発表した新型セダン「アバター06」を開発するにあたり、ファーウェイはこれを支援し、「4年4車」の目標を基本的に実現した。(2024年12月13日付ファーウェイのWeChat公式アカウントに基づく

 一汽物流

第一汽車集団傘下の物流子会社一汽物流は12月4日、ファーウェイと広東省深圳市で全面的な提携協議を締結したと発表した。両社はスマート物流、デジタル化、人材育成などで協力する。両社は一汽物流のサプライチェーン物流サービスにおける専門性とファーウェイの技術力を活かし、スマート物流メカニズムを構築する。データガバナンスでは、物流業界向けの新たなソリューションや関連データ活用のベストプラクティスを開発する。また、人工知能(AI)では、物流の貨物輸送ルートの最適化や複数のAGV(自動搬送車)の協調などで共同研究を進め、一汽物流の事業運営でのスマート化を向上させる。さらに、両社は自動車物流業界でデジタル・スマート化を推進するための人材育成にも注力する。(2024年12月4日付一汽物流のWechat公式アカウントより

金龍汽車

廈門金龍汽車集団(King Long Motor Group、金龍汽車)は11月8日、ファーウェイとの提携を強化すると発表した。金龍汽車集団は、中国のバス業界で初めてファーウェイの提携パートナーとなる。両社は、デジタル化、人工知能(AI)大規模モデル、自動運転、ビッグデータなどで協力する。(2024年11月8日付金龍汽車集団のWechat公式アカウントに基づく)

長城汽車

長城汽車(GWM)のタイ法人Great Wall Motor Thailandは4月1日、運転体験を次のレベルに引き上げるため、3月24日にファーウェイの子会社であるHuawei Servicesと覚書(MOU)を締結したと発表した。このパートナーシップにより、ハイブリッド(HV)とプラグインハイブリッド(PHV)の両バリエーションが用意された長城汽車の哈弗(Haval)ブランドのコンパクトSUV「H6」はインテリジェントナビゲーションシステムPetal Mapsを初めて搭載する。この先進的なナビゲーションシステムは、車線レベルの精度を持つ最先端の3Dモードを備えており、鮮明な画像を提供する。さらに、タイの消費者の運転体験を向上させるため、ファーウェイはHMS for CarのMAAN3.0グローバルスマート車載ソリューションをアップグレードし、4つのコア機能(MAP BOX、AI BOX、APP BOX、NET BOX)に焦点をあてた。今後、ファーウェイのHMS for CarとGWMは更なるエコシステムアプリケーションを導入することで協力関係を深めていく予定。(From GWM Thailand press release dated April 1, 2025)

長城汽車は同社とファーウェイが河北省保定市で包括的協力協定を締結したと発表した。両社はCoffee OS 3とファーウェイのHMS for Carの2つを統合し、中国国外の市場向けに新しいコックピット知能化ソリューションを開発する。そのうちPetal Mapsはナビゲーションの領域でイノベーションを継続し、地図検索、ルート計画から車線レベルナビゲーション、低バッテリーリマインダー、3Dナビゲーションまで全面的に知能化する。Petal Mapsはブラジルやタイなどでオンラインでのサービス提供を開始し、長城汽車とファーウェイ連携の第1歩とする計画。(2024年11月13日付長城汽車のWeChat公式アカウントに基づく)

長城汽車はファーウェイが開催した開発者会議「HDC2024 (Huawei Developer Conference)」において、ファーウェイと車載システムHiCarの統合や開発での協力協定を締結したと発表した。協定により、長城汽車は初めてHUAWEI HiCar製品のソースコード、開発ツールなどのリソースを取得した自動車メーカーとなった。長城汽車はスマートフォンとの相互接続など、製品の自社開発能力を大幅に増強するだけでなく、より多くの知能化された自動車製品の迅速な改良を実現するなどで技術支援を得ることになる。提携を通じて双方はWin-Winの開発エコシステムを構築する。HUAWEI HiCar関連製品の長城製品への搭載を加速し、1つのモデルから全シリーズまでの継ぎ目のない統合を実現し、適応の幅と深さを拡大する。また、双方は製品のアップグレードを共同で模索し、スマートフォンとの相互接続を単純な接続ではなく真のインテリジェントな協調となるよう研究する。さらに双方は将来的に、協力の過程で得た成功例を業界で共有し、スマートフォンとの相互接続分野における業界全体の発展を促進し、スマートモビリティソリューションを推進する。長城汽車がイベントで展示した第3世代となるスマートコックピットシステム「Coffee OS 3」は長城汽車とファーウェイなど多くのパートナーが協力して開発された。同システムはAIを用いて構築したスマートコックピットで、スマートフォンとの相互接続機能「Coffee Link」を搭載し、アプリストアやミニプログラムなどを利用できる。(2024年6月24日付長城汽車のWeChat公式アカウントに基づく)

広汽集団

広汽集団は同グループが出資して新会社の華望汽車技術(広州)有限公司(以下、華望汽車)を18日に設立したと発表した。登録資本金は15億元。新会社設立は、ファーウェイと提携してスマートカーの開発を目指すGHプロジェクトの一環。華望汽車はブランドの全モデルにファーウェイのスマート運転ソフトウェア、スマートコックピット、スマートコントロールなどのソリューションを搭載する。また、知能化、エコシステムとブランドシナジーなどの面で広汽集団とファーウェイのそれぞれの強みを融合する。ファーウェイのIPD (Integrated Product Development)、IPMS (Integrated Product Marketing & Sales)体系をベンチマークとして新しいプロセスを構築する。(2025年3月19日付広汽集団のWeChat公式アカウントに基づく

広汽集団はファーウェイと共同で「広汽AIミドルプラットフォーム実証プロジェクト」を17日に開始したと発表した。自動車産業における開発と生産における智能化へのAI技術の導入を後押しし、企業の知能化、製品の知能化の2つの戦略目標を実現する。同プロジェクトは、知能化やコネクティビティでの開発、設計などにAIを活用し、コストの削減や業務効率の向上、迅速な納車などを目標に企業の競争力を引き上げる。AIツールチェーンをベースにして、データ処理、大規模言語モデルのトレーニングとファインチューニング、AI応用開発などエンドツーエンド能力を実現するとともに、DeepSeek大規模言語モデルを導入する。ファーウェイはこのプロジェクトに最適な製品ソリューションをオーダーメイドして、広汽集団のAI能力構築に協力する。(2025年2月20日付広汽集団のWeChat公式アカウントに基づく)

広汽集団はファーウェイと新エネルギー車(NEV)の新たなブランドを立ち上げると発表した。広汽集団は傘下に伝祺(Trumpchi)、埃安(Aion)、昊鉑(Hyptec)といったブランドを擁している。広汽とファーウェイは「広汽のスマート生産+ファーウェイのインテリジェント化」という新しい提携スタイルによって、スマートカーの開発、マーケティングなどで提携し、ユーザーに先進的なインテリジェント化体験を提供するとしている。(2024年11月30日付広汽集団のWeChat公式アカウントに基づく

広州汽車傘下の広汽伝祺(Trumpchi)は北京モーターショーに全ラインナップを出展し、技術力の高い新エネルギー車(NEV)メーカーへの転換に向けた最新成果を展示した。広汽伝祺はファーウェイと共同で、主にスマートシャシ―、スマートマンマシンインタラクションなど複数の分野で開発を行うことを発表した。広汽伝祺はファーウェイが発表したスマートカーソリューション「乾崑(Qinkun)」を採用し、世界トップレベルの新型フラグシップモデルを開発する。初のモデルは2025年第1四半期に発売予定。また、独のハイエンド自動車カスタマイズブランドと協同開発したプラグインハイブリッド車(PHV)のミッドサイズMPV「伝祺E9」4人乗り高定版も、北京ショーで予約販売を行う。同モデルは中国の「龍」の要素を外観や内装のデザインに融合したデザインである。さらにファミリー向けMPV「伝祺M6 MAX」も出展した。シャープで落ち着いたデザインを採用し、見た目のインパクトが強い。スマートインタラクションシステムHiCARを標準搭載し、スマートフォンと車載システムのシームレスな接続を実現する。(2024年4月25日付広汽伝祺のWechat公式アカウントに基づく

江淮汽車

 ファーウェイのスマートカー事業である鴻蒙智行(Harmony Intelligent Mobility Alliance:HIMA)は2月20日、深圳で技術発表会を開催し、江淮汽車との共同による電気自動車(EV)ブランド「尊界(MAEXTRO)」の新型EV「S800」に6つの先進技術を搭載することを発表した。途霊(Tuling)龍行プラットフォーム、天使座アクティブセーフティシステム、華為星河通信が、初めて同モデルに導入される。

  • 途霊龍行プラットフォーム:独自の全域を統合したアーキテクチャであり、業界で初めて120km/hで走行中にフロントタイヤがバーストしても安定性を保つように制御可能。また、時空推論サスペンションシステムを初めて導入し、全方向における快適な制御を実現する。
  • 天使座アクティブセーフティシステム:業界初の自律型セーフティシステムとして、全方向立体融合センシングシステム(4つのLiDAR、3つの分散型ミリ波レーダーマトリックスなどを含む)、および独自の全方位・全リンク保護技術を搭載し、多方向の衝突リスクをリアルタイムで監視する。また、エンド・ツー・エンドでユーザー情報を保護する。
  • ファーウェイ星河通信システム:自律型車載通信システムで、独自の分散型車載衛星通信技術を採用し、さらに、車載端末の衛星通話機能をスマートフォンと共有できる。

「S800」はさらに、ファーウェイ車載音声システム2.0、鴻蒙(Harmony) ALPSコックピット2.0、ファーウェイの巨鯨電池2.0 (業界初の800V高電圧レンジエクステンダー6Cバッテリーパックで、業界最高水準のエネルギー密度である5Cバッテリーパック)を搭載する。(2025年2月20日付鴻蒙智行江汽集団のWechat公式アカウントに基づく)

江汽集団はファーウェイとの共同による電気自動車(EV)ブランド「尊界(MAEXTRO)」向けのギガファクトリーが、安徽省合肥市に完成したと発表した。同工場はデジタル開発、グリーン低炭素スマート製造、ブランド体験サービスなどの機能を統合したスマート工場である。フル稼働後の年産高は1千億元を超える見込み。同工場には1,500台近くのロボットが装備され、接続、吹付塗装、接着など重要な工程が100%完全自動化されている。C2M (Customer to Manufactory)方式により製品配置のカスタマイズ化、アジャイル生産を実現する。AI (人工知能)技術を活用し、86の品質評価部門と2.5万を超える品質コントロールポイントを設置する。品質管理では全工程を追跡できる。(2024年12月16日付江汽集団のWeChat公式アカウントに基づく)

江淮汽車はファーウェイ傘下の華為終端有限公司(以下、華為終端)と協力覚書を締結した。双方はOpenHarmonyをベースとしたHarmonyOSを基に、シナリオ定義とエクスペリエンスの設計を共同で行い、Harmonyネイティブ版アプリの開発に着手し、ユビキタス端末に向けてユーザーに全方位の情報体験のアップグレードを提供し、よりスマートなモビリティソリューションをユーザーに提供する。(2024年3月26日付江汽集団のWeChat公式アカウントに基づく)

零跑汽車(Leapmotor)

零跑汽車(Leapmotor)はファーウェイと車載システムのHarmonyOSに関する提携協議を締結し、HarmonyOS NEXT(鴻蒙星河バージョン)をベースとした零跑汽車アプリのHarmonyネイティブ版アプリの開発を始動すると発表した。今回の契約によって両社はHaemonyOSエコシステム、技術の相互補完などで協力する。HarmonyOS NEXTによって、零跑アプリはスマートフォン、スマートウォッチ、タブレットなど複数の端末で、シームレスなナビゲーション機能を提供でき、ユーザーが簡単かつ迅速に情報の閲覧、車両の制御を行うことができる。(2024年3月15日付零跑汽車のWechat公式アカウントに基づく)

東風汽車

ファーウェイは、東風汽車研発総院と共同で車両制御モジュール「乾崑」を搭載した新世代E/Eアーキテクチャ「天元」を発表した。「乾崑」は、HUAWEI IDVP(ファーウェイ乾崑スマートカーデジタルプラットフォーム)の量産経験をベースに、ファーウェイが2024年4月に開発した車両制御モジュール。このモジュールは、自動車メーカーが次世代のサービス志向型スマートカー向けデジタルプラットフォームを自社構築するサポートをするもの。世界初のMPU、MCU、LSW、PHY、I/Oの5つを統合した「5in1」車両制御モジュールであり、統合されたプログラム可能なネットワークプロセッサ(NP)とXoETH通信転送機能は、業界標準の4倍のパフォーマンスを持ち、遅延は業界標準の1/5に抑えているという。ハードウェアの性能だけでなく、「乾崑」にはファーウェイが自社開発したオペレーティングシステムプラットフォーム「VOS」と開発ツールチェーン「HAS Studio」が組み込まれている。これにより、東風は迅速な開発やアップデート、複数モデルの迅速なリリースが可能になる。両社はさらに、「乾崑」車両制御チームが共同で「スマート車両制御共同イノベーションセンター」を設立することを発表した。両社はスマート車両制御分野での進化と自動車のスマート化に向けた新たな方向性を継続的に探求していく。(2024年9月23日付ファーウェイのWechat公式アカウントより)

東風汽車はグループ傘下の新エネルギー車(NEV)ブランドのeπ(Yipai、奕派)が華為技術有限公司(以下、ファーウェイ)とファーウェイの深圳本社でスマートカーに関する戦略的提携協議を締結したと発表した。両社はそれぞれの強みを活かし、スマートカー製品の開発、マーケティングおよびサービスなどの分野で提携を強化し、中・高級のスマート化モデル製品を共同で開発する。今回の戦略的提携により、eπはファーウェイのICT(情報通信技術)インフラおよびスマート端末などの分野での技術力と実績を活用することで、ハイテクカー分野における市場の地位強化をめざす。NEV主流ブランドとコネクテッドカー関連部品ブランドが相互に補完し合い、スマートカーでの発展を推進する。(2025年1月22日付東風汽車のWechat公式アカウントに基づく

ファーウェイは、東風傘下の猛士科技と戦略的提携協議を締結したと発表した。今回の提携によって、両社はファーウェイのスマートカーソリューションの普及を図るほか、東風猛士ブランドが中国の高級EVオフロード市場におけるリーダーポジションを確立することを目指す。(2024年2月22日付ファーウェイのWechat公式アカウントより)

 東風汽車傘下のプレミアム新エネルギー車(NEV)ブランド嵐図汽車(Voyah)は2月17日、スマート化を全面的に推進し、全車種にファーウェイの運転支援システム「乾崑(Qiankun)」を搭載すると発表した。対象となる車種はMPV、SUV、セダン。2025年年内の実現をめざす。ファーウェイのスマートカーソリューションBUの靳玉志CEOは、嵐図汽車の盧放CEOとの対談において、スマート運転が重要な転換点にあると指摘した。その1つのトレンドは広範化で、より多くのモデルに搭載され、より多くのユーザーに普及が進む。もう1つが高度化で、運転支援機能はレベル3、レベル4に向かっており、より安全かつスマートになっている。ファーウェイは引き続き嵐図汽車と広範な協力関係を維持する。また、嵐図汽車は2月19日、プレミアムMPV「夢想家(Dream)」の追加バージョンを発売する。(2024年2月17日付嵐図夢想家のWeChat公式アカウントに基づく

ファーウェイと東風汽車グループ傘下のハイエンドスマート電気自動車ブランドである嵐図汽車(VOYAH)は、戦略的協力協定を正式に締結した。 両社は、それぞれの強みとユーザーのニーズに基づいて、究極のスマートな旅行体験を創造するために協力していく。 両社は協調車両モデルを通じて、複数の分野で革新と探求を行い、インテリジェントテクノロジーの大規模な商業化を加速する。(2024年1月22日付ファーウェイのWechat公式アカウントより)

賽力斯(SERES)

ファーウェイ傘下の華為数字能源有限公司[Huawei Digital Power Technology Co.,Ltd]は、賽力斯集団と戦略的提携に合意したと発表した。両社は新エネルギー車(NEV)用インテリジェント電動コンポーネント、NEVプラットフォーム技術の開発と応用、NEV充電ネットワークの構築と運用、NEVの国際化などの分野で提携を行う。両社は電動駆動、車載充電、レンジエクステンダーシステム、スマート太陽光発電、シャシー統合システム、ブレーキ・バイ・ワイヤ、オールインワン駆動システムなどの製品を共同で開発・製造し、車両の技術革新とコスト削減を実現する。また、NEV充電用の急速充電ネットワークを整備し、グローバルに展開する製品技術の開発や市場の開拓を促進する。(2024年1月4日付華為数字能源のWechat公式アカウントより)

   

OEM以外との提携

提携先 内容
タイ

タイの工業大臣は3月4日-7日、幹部一行を率いて中国を訪問し、広州汽車(GAC)グループ、BYD、ファーウェイを含む大手企業との産業協力について協議し、タイの投資環境の優位性を強調した。タイ政府が11日に発表した。ファーウェイとの会談で同大臣は、タイへの投資では特にデータセンターや人材開発で支援する用意があることを表明した。また、5G、AI、ロボット工学、BCG政策とカーボンニュートラルをサポートするグリーンエネルギーシステムなど、ファーウェイの技術はタイの技術インフラ開発に利用できると賞賛した。(From the Royal Thai Government release dated March 11, 2025)

深圳空港

ファーウェイは運転支援システム乾崑(Qiankun)のバレーパーキング機能(Valet Parking Driver: VPD)の世界初となる空港での商用試験運用を深圳空港で開始すると発表した。バレーパーキング機能は、自動駐車機能とワンキー配車要請機能の2つの機能を備えている。自動駐車機能は、ユーザーが空港駐車場の降車エリアに到着し、車から降りた後に、スマートフォンアプリで目標の駐車スペースを選択すると、車両がバレーパーキング機能によって自動で走行し駐車スペースに駐車するもの。車両は自動で他の車両を避けたり、走行者に道を譲ったりし、目標の駐車スペースが占領されている場合には空車スペースを探すことができる。ワンキー配車要請機能は、ユーザーが空港を出る際に、アプリで配車を要請すると、車両が駐車中のスペースを出発し、乗車エリアまで自動走行するもの。今後、ファーウェイはより多くのパートナーと協力し、バレーパーキング機能を鉄道駅、居住区、オフィスビル、スーパーなどのより多くのシナリオに段階的に普及させる。(2025年1月13日付ファーウェイスマートカーソリューションのWechat公式アカウントに基づく

大華股份

大華股份は、ファーウェイのデータストレージ部門と共同で、自動運転データのクローズドループプラットフォームのソリューションを発表した。このソリューションは大華の「巨霊」AI開発プラットフォームとファーウェイのOceanStor Pacific分散型ストレージの主要機能を融合し、自動運転の開発データシステムを構築する。ファーウェイのOceanStor Pacific分散型ストレージに基づき統一されたデータレイクにより、数千億レベルのファイル管理を実現し、各種自動運転データの管理、検索、分析、追跡をサポートする。様々な種類のコンピューティングリソースを統一管理し、複数の場所やデータセンターでのスケジュール調整をサポートするほか、データ処理、モデルトレーニング、シミュレーション検証用に統一されたコンピューティング基盤を提供する。「巨霊」のフレキシブルなワークフローシステムに基づき、あらゆるデータ処理や開発ワークフローをカスタマイズ可能で、異なるチームの業務のオンライン化と自動化を行い、自動運転アルゴリズム開発の全プロセスをカバーする。(2024年9月23日付大華股份のWechat公式アカウントより)

CATARC

ファーウェイは中国汽車技術研究中心有限公司(CATARC)と戦略的提携契約を締結したと発表した。両社は標準、検査認証、デジタル化転換などの分野で包括的に協業し、中国の自動車産業発展を目指す。(2024年8月8日付ファーウェイのWechat公式アカウントより)

航盛電子

深圳市航盛電子股份有限公司は、ファーウェイ傘下の華為終端有限公司とファーウェイの車載システムHiCarの開発・統合に関して協業すると発表した。両社はHiCarの様々な自動車メーカーのモビリティデバイスに統合し、自動車ユーザーに便利な車載サービスを提供していく。HiCarは、ファーウェイが提供する「人-車-家」のあらゆるシーンおける車とスマートフォンの相互接続ソリューション。スマートデバイスをモビリティデバイスと相互接続することで、アプリやサービスをモビリティデバイスまで拡張する。(2024年6月27日付け航盛電子のWechat公式アカウントより)

四維図新

四維図新は、ファーウェイが開催する開発者会議「HDC 2024」でファーウェイモバイルクラウドサービスと包括的な提携契約を締結したと発表した。両社はファーウェイモバイルクラウドサービスHMS for Car事業の国外展開を推進する。ファーウェイの新たにアップグレードしたHMS for Carは、スマートナビゲーション、音声インタラクション、通信サービスなどで「Map Box、AI Box、Net Box、App Box」の4つの主要機能を統合している。自動車メーカーのスマート車載サービスの開発をサポートする。HMS for Car事業の中国国外への展開に伴い、四維図新はデータや技術面でサポートを行い、ファーウェイが運営するPetal Mapsのより広い範囲でのナビゲーション機能の提供を後押しする。(2024年6月25日付四維図新のWechat公式アカウントより)

百度

同社のスマートコックピット事業に関して、百度地図と戦略的提携契約を締結したと発表した。今回の提携契約に基づき、あらゆる場面における音声インタラクション機能、車線レベルのナビゲーション機能、HUDナビゲーション情報表示、信号のカウントダウン、パーソナライズされたナビゲーション音声パッケージ、リアルタイム駐車ナビゲーション、スマートフォンと車両のコネクティビティなどを含む百度地図の機能をファーウェイのスマートコックピットに統合する。地図サービスはファーウェイのスマートコックピットを搭載するモデルに順次導入される予定。(2024年1月18日付ファーウェイのWechat公式アカウントより)

   

製品開発/技術

製品名 内容
高精度4Dミリ波レーダー

通信には、導波管アンテナ、4T4R(4送信4受信)、超広帯域および100Mイーサネットを活用する。 性能面では、ターゲット検知能力や環境モデリング能力が全面的に向上した。高速や都市高速道路では超長距離検出に対応し、従来のレーダーに比べ35%能力が向上し、より遠くまでの検知が可能となった。イメージング精度は4倍高まり、都市部での混雑時、駐車場での正確な把握が可能となる。遅延は65%低減し、前方車両が急ブレーキ、追従スタート、事故などの場面においても迅速に反応できる。なお、走行モードでは280mの超長距離検知に対応し、事前にターゲットを認識することができる。駐車モードでは、垂直画角が60°に達し、5㎝の高精度なコンポジションを実現し、駐車がより正確にできる。

HarmonyOS 4 HarmonyOS 4を発表した。HarmonyOS 4は、新しいHuawei Ark Engineを採用し、グラフィックス、マルチメディア、メモリ、スケジューリング、ストレージ、低消費電力などの能力を大幅に向上させまた。前世代のシステムと比較して、HarmonyOS 4のスムーズなスクロール性能は20%向上し、バッテリー持続時間も30分延長された。HarmonyOS 4はHarmonyスマートカービンにも新機能をもたらし、マルチスクリーン共有機能やスーパーデスクトップエクスペリエンスを提供している。マルチスクリーン共有機能により、車内の前後座席の乗客が映画を同時に観ることができる。また、スマートフォン上でのゲームを車載のスクリーンに転送して、車内の大画面でゲームをプレイすることも可能。Harmonyスマートカービンは、リンクした空中撮影転送機能も搭載する。ドローンを操作する際、スーパーデスクトップを使用してキャビンスクリーンを大画面表示として利用し、車内からドローンを操作することができる。
HUAWEI HiCar Huawei HiCarは、人・車・家をつなぐHuaweiのコネクテッドソリューション。 2021年までに、Huawei HiCarは100以上のモデル、1,000万台の車両に搭載される。 また、さまざまな企業と協力し、車にクラウドサービスを予めインストールしたHMSforCarを通じて、ユーザーに車載サービスを提供する。 
HMS for Car HMS for Carは、Huawei Terminal Cloud Servicesが構築したスマートカークラウドサービスソリューション。 HMS(Huawei Mobile Services)をベースに、Huawei Smart Assistant、Huawei Music、Huawei Video、My Car、Huawei App Market、Huawei Quick App Centerなどのアプリを含む。 HMS for Carは、2021年12月現在、すでにVolvoなど自動車メーカーと提携しており、今後は提携先の拡大を目指す。
4Dイメージングレーダー 従来のミリ波レーダーのアンテナ構成(3T4R)の24倍となる12T24R(送信12チャンネル、受信24チャンネル)の大型アンテナアレイを採用。従来のミリ波レーダーの測距・測速に加えて、光や雨に左右されず、視覚的に距離が不明瞭なターゲットを検知する独自の機能を備えており、大幅な性能向上を実現。 また、LIDARのように4次元の高密度な点群を進化させることで、環境マッピング、合成、位置決めなどの豊富な感覚拡張アプリケーションにつながる。また、複数のレーダーを点群レベルで融合させることで、車両周辺の360°検知をより効果的に実現し、フルターゲット、フルカバレッジ、マルチコンディション、全天候型のセンシング要件を満たすことが可能。
インテリジェントドライブ・コンピューティングプラットフォーム
MDC810
高密度計算能力400TOPS、ASIL D機能安全要求を確保し、インテリジェントドライブ・プラットフォームソフトウェアMDC Coreを搭載。また、トラフィックジャムパイロット (TJP)、ハイウェイパイロット (HWP)、自動バレーパーキング (AVP) などの自動運転機能を可能にする。
AR-HUD 体積10Lの小型設計で、ドライバーの目の位置に投影区域を調節できるほか、広い視野角で多くのコンテンツの表示も可能。7.5メートル前方に70インチの大画面を虚像として投影する。
統合型サーマルマネジメントシステム(TMS) フレーム、構成部品、制御システムなどを一体化し、ポンプの作動温度を業界で一般的なマイナス10℃からマイナス18℃に引き下げ、新エネルギー車の航続距離を20%アップさせる。
HarmonyOS 2
複数のデバイスをシームレスに連携することで、すべてのものをインターネットでつなぐIoEを実現可能にする。自動車にも搭載することができ、HarmonyOS 2に基づいたファーウェイのインテリジェントコックピットソリューションは全てのシーンの連携や異なるデバイス間の相互接続を実現することができる。
統合型電気駆動システムDriveONE MCU、モーター、減速機、DC/DCコンバーター、OBC、PDU、BCUの7つの機械部品と機能部品を統合。このほか、2C急速充電に対応し、10分間の充電で航続200kmを可能にする。従来の方式に比べ、より高い効率 (NEDC効率89%)、より高い精度 (SOC検査精度±3%) を備えている。電力密度は2.1kw/kgに達する。
自動車用LiDAR製品 ファーウェイはLiDARの開発を2016年に開始している。LiDARが対応するシーンを分析した後、ファーウェイはスキャンライン数96の中長距離LiDARを設計、開発した。この製品は歩行者や車両の検知に加え、高速車両の検知能力も備えることで、中国の道路状況に適応している。120°×25°の広い視野をもち、市街地や高速道路において、人や車両との距離を測定が可能。また、視野全体にわたり光束が水平、垂直に均一に分布しているほか、コンパクト設計による量産車への搭載性も高めている。
自動運転クラウドサービス「八爪魚」
(Huawei Octopus)
自動運転クラウドサービスプラットフォームを湖南省湘江新区のインテリジェントネットワーク企業各社向けに運用開始した。自動運転クラウドサービスプラットフォーム「HUAWEI Octopus」は2019年4月に正式に発表された。クラウド+AI、5G、C-V2Xなどの領域での強みを生かし、自動車メーカーや開発者にデータサービス、トレーニングサービス、シミュレーションサービスの3つを提供する。そのうち、シミュレーションサービスでは、プラットフォーム内にインテリジェントドライブ、アクティブセーフティ、危険シーンなど1万を超えるシミュレーションシーンを設けるとともに、道路測定データシーンのシミュレーションシーンへの転換をサポートし、毎日500万kmを超えるバーチャルテストを行う。インテリジェントネットワーク企業はこのプラットフォームを通してスマート駐車、スマート公共交通、スマート物流、ロボタクシー(Robotaxi)などへの導入を強化することができる。

  

  

研究開発費用

(単位:百万元)
  2024年12月期 2023年12月期 2022年12月期
研究開発費 179,687 164,721 161,494
売上高に占める比率 (%) 20.8 23.4 25.1

-2024年末時点で、研究開発に携わる従業員の総数は11.3万人超となり、総従業員数の54.1%を占める。

 

認証

-インテリジェントコックピットオペレーティングシステム (AOS)、インテリジェントビークルコントロールオペレーティングシステム (VOS)、自動運転計算プラットフォーム (MDC)、自動運転ソリューション (ADS)、センサーフュージョン及びインテリジェントエレクトロニクス製品において、Automotive Safety Integrity Level(自動車安全水準、ASIL)のDレベルを取得。

-高精度地図の分野で、ファーウェイは中国の地図測量および地図作成のクラスA資格を取得。

-インテリジェントオートモーティブソリューション全体が自動車ネットワーク セキュリティに関するISO/SAE 21434認証に合格。

-スマートカークラウドサービスはASPICE認証とフォルクスワーゲングループKGAS監査に合格。

 

特許 

-2024年末までに、ファーウェイは世界中で15万以上の有効な認定特許を保有。

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