高いため、スポーツ用品から航空機までさまざまな分野で用いられる。自動車の場合、炭素繊維強化樹脂(CFRP)としてドアやルーフといった外板のほか、一部の機構部品や燃料電池車(FCV)の水素タンクなどに用いられる。東レや帝人、三菱ケミカルなどの日本メーカーが市場シェアの約半分を握る。仮に規制対象となった場合、こうした...

ニュース  最終更新日: 2025/04/10

帝人、トレーサビリティーを展開するオランダ企業に出資 帝人はブロックチェーンを用いたトレーサビリティー管理システムを展開するオランダのサーキュライズ社に出資したと発表した。出資額は非公表。サーキュライズ社は、具体的な事実を開示せずに、特定の情報を保有していることを第三者に公表できる「ゼロ知識証明」を...

ニュース  最終更新日: 2024/12/23

帝人、樹脂シートとフィルムの新ライン設置 帝人は、松山事業所(愛媛県松山市)内に、ポリカーボネート樹脂「パンライト」のシートとフィルムを生産する新ラインを設置すると公表した。新ラインでは厚さ100～500ミクロンのシートなどが製造可能で、年産能力は1350トン。17日から生産開始を予定する。パンライトは透過性に優れてお...

ニュース  最終更新日: 2024/06/14

帝人、新中計 事業利益を2倍超に 成長領域にモビリティ 帝人は13日に公表した2025年度までの新中期経営計画で、事業利益を23年度の2倍以上となる500億円に増やす目標を示した。モビリティ関連事業を、優先的に投資する成長市場の一つに位置づけた。タイヤの原材料「アラミド」や、バッテリーボックスなどに用いる「複合成形材料...

ニュース  最終更新日: 2024/05/14

帝人、GFRTPの提案強化 ハイブリッド成形技術を活用 軽量、点数の少なさ強調 自動車部品向けに 帝人が、ガラス繊維強化熱可塑性複合材料(GFRTP)の提案活動を強化している。軽くて強度が高いうえ、リサイクル材の品質確保が容易なことも強みだ。電動車シフトで車重の軽さや部品点数の少なさが重視される中、シート状の熱可塑性GFRTP...

ニュース  最終更新日: 2024/01/23

帝人、環境配慮型原料使用炭素繊維を生産・販売 帝人は、環境配慮型原料を用いた炭素繊維「テナックス」について、12月から生産・販売を始めたと発表した。三島工場(静岡県三島市)で生産する炭素繊維がISCCプラス(国際持続可能性カーボン)認証を取得しており、この認証に基づき、特定の製品に二酸化炭素(CO2)削減効果を割り当て...

ニュース  最終更新日: 2024/01/05

UAWスト 生産停止受け売り上げ減少 日系サプライヤーにも影響 さらなる人件費上昇を懸念 全米自動車労働組合(UAW)によるストライキ影響はサプライヤー各社の業績にも及んだ。デンソーやブリヂストン、帝人などで生産停止による業績影響が出た。日系向けなどの取引が好調なこともあって影響は軽微だが、来年以降は人件費が一段と...

ニュース  最終更新日: 2023/11/14

帝人、中国で複合成形材料事業から撤退へ ・帝人は8月7日、中国で自動車向け複合成形材料事業を手掛ける連結子会社 Teijin Automotive Technologies (Tangshan) Co., Ltdの株式を青島科達時代智能装備有限公司(以下、科達時代)へ譲渡することを決議したと発表した。・同社によると、COVID-19の影響等による事業環境の悪化や自社の生産体制等の要...

ニュース  最終更新日: 2023/08/07

帝人、炭素繊維「テナックス」国際認証を取得 環境負荷低減へ取り組み 帝人は、三島事業所(静岡県長泉町)で生産する炭素繊維「テナックス」とその材料のポリアクリロニトリル(PAN)が、国際持続可能性カーボン認証(ISCCプラス認証)を取得したと発表した。炭素繊維とPANが合わせて同認証を取得するのは世界初だという。認証取得を受...

ニュース  最終更新日: 2023/07/11

帝人、米子会社の高機能素材が新型エミーラのドアなどに採用 帝人は、米子会社のテイジン・オートモーティブ・テクノロジーズ(TAT)が手がける「グラスファイバーシートモールディングコンパウンド(GF-SMC)」が英ロータス・カーズの新型「エミーラ」に採用されたと発表した。軽量ながら、へこみにくく、さびにくいという強度と耐...

ニュース  最終更新日: 2023/05/22

帝人、極薄ガス拡散層開発 燃料電池小型化に貢献 メーカーへ提案 帝人は、燃料電池部材「ガス拡散層」(GDL)で厚さ50マイクロメートルに薄化した製品を開発したと発表した。車載用をはじめ燃料電池の小型化や高性能化に貢献する技術として、電池メーカーなどに提案していく。GDLは、燃料電池に水素や酸素を供給し、電極の化学反...

ニュース  最終更新日: 2023/03/22

帝人、来年度は収益改善に力 新中計開始を1年延期、3分野で300億円超 複合成形材料撤退も 帝人が収益改善に向けた構造改革に着手する。来年度から開始予定だった新中期経営計画の開始時期を1年延期し、来年度は1年間、収益改善策に取り組む。重点的に改革するのは、収益が低迷している複合成形材料とアラミド、ヘルスケアの3分...

ニュース  最終更新日: 2023/02/09

帝人、国内でISCCプラス認証 バイオマスPC樹脂を生産 帝人は、国内で生産するポリカーボネート(PC)樹脂でISCC(国際持続性カーボン認証)プラス認証を取得し、マスバランス方式でのバイオマスPC樹脂の生産を始めると発表した。三井化学のバイオマスナフサを用いたビスフェノールA(BPA)を活用して、バイオマスPC樹脂の生産を始める。バ...

ニュース  最終更新日: 2023/02/02

帝人、カーボンマネジメント事業で欧州4社と業務提携 帝人は、カーボンマネジメント事業を手がける欧州企業4社と業務提携したと発表した。業務提携したのは、ドイツのグリーン・デルタとメーカーサイト、英国のミンバイロ、オランダのプレ・サステナビリティ。4社はカーボンマネジメントに特化したソフトウエア開発やデータ...

ニュース  最終更新日: 2022/12/15

帝人、複合材のCO2削減へ リサイクルシステム構築や歩留まり改善 自動車向けニーズに対応 帝人は複合成形材料のライフサイクル全体での二酸化炭素(CO2)排出量削減に取り組む。まず熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)のリサイクルシステムを構築して、リサイクル材の原料使用比率を高めたCFRTPを展開する。生産現場では、デジタル技術...

ニュース  最終更新日: 2022/10/06

帝人、ガラス繊維タイプのCFRTP開発 EV軽量化に貢献、電池プロテクター向け開拓 帝人は、熱可塑性炭素繊維強化プラスチック(CFRTP)「セリーボ」のガラス繊維タイプを開発した。電気自動車(EV)のバッテリーの下部を保護するボトムプロテクターなど向けでの採用を狙う。ガラス繊維強化プラスチックは電気絶縁性の特性を持ち、一般的...

ニュース  最終更新日: 2022/09/15

三井化学と帝人、国内初バイオマスポリカーボネート樹脂の量産開始 三井化学と帝人は、国内で初めてバイオマスビスフェノールA(BPA)を用いたバイオマスポリカーボネート(PC)樹脂を開発し、生産開始すると発表した。三井化学はバイオマスBPAでISCCプラス(国際持続可能性カーボン)認証を取得しており、今後、大阪工場(大阪府高石市)...

ニュース  最終更新日: 2022/08/12

帝人、米子会社のGF-SMC トヨタ「タンドラ」に採用 帝人は8日、米子会社のテイジン・オートモーティブ・テクノロジーズ(TAT)が手がけるグラスファイバーシートモールディングコンパウンド(GF-SMC)がトヨタ自動車の北米市場向け「タンドラ」の2022年モデルの荷台に採用されたと発表した。荷台は米テキサス州にあるTATのセギーン工場で...

ニュース  最終更新日: 2022/06/13

帝人、CO2排出量情報を提供 メーカー、サプライヤー向けに 製品や材料 脱炭素で受注拡大も 帝人は、取引のある自動車メーカーやサプライヤーに対して供給する製品や材料に関する二酸化炭素(CO2)排出量の情報提供を開始した。自動車・部品メーカー各社が資源採掘から製品廃棄までライフサイクルアセスメント(LCA)ベースでのカーボ...

ニュース  最終更新日: 2022/03/11

帝人、CFRPリサイクルで富士加飾と業務提携 炭素繊維で製品生産 帝人は、リサイクルした炭素繊維の商業化に向けて富士加飾(兵庫県小野市)と業務提携すると発表した。富士加飾の技術を用いて炭素繊維強化プラスチック(CFRP)から炭素繊維を取り出し、帝人がその炭素繊維を用いて製品を生産していく。リサイクル炭素繊維を用いた製...

ニュース  最終更新日: 2022/02/28