ファーウェイの特許出願動向
車両の知能化・接続化を支える技術レイヤーの動向
要約
本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-AI Ninja」の特許情報をもとに、昨今の自動車業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の自動車開発に関する情報収集と解析を行ない、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国特許の出願や技術翻訳を実施している。
近年の自動車産業では、電動化に加えて、車両機能やユーザー体験をソフトウェアで継続的に拡張・更新するソフトウェア定義車両(SDV)化、コネクテッド化、AI活用が進んでいる。車両の競争力を考えるうえでは、従来の車体・駆動系に加えて、車載ソフトウェア、スマートコックピット、ADAS、自動運転、クラウド連携、車載通信、半導体・演算基盤などの重要性が高まっている。こうした変化により、自動車メーカーだけでなく、通信、クラウド、AI、半導体を強みとするICT企業の動向も、自動車業界にとって重要な観察対象となっている。
ファーウェイは、通信インフラやICTソリューションを主要領域としてきた企業であるが、同社の公開資料では「Intelligent Automotive Solution」が事業セグメントの一つとして示されている。同セグメントの事業別売上高は、2024年に前年比474.4%増、2025年に前年比72.1%増と大きく伸長しており、特に2024年に急拡大した後、2025年も増加が続いている。こうした公開資料上の動向から、同社の自動車関連ソリューションが事業セグメントとして一定規模に拡大していることが確認できる。また、同社資料では、HUAWEI ADS、Harmony Space Cockpit、HUAWEI Vehicle Control、HUAWEI Automotive Optics、HUAWEI Vehicle Cloudなど、自動車の知能化に関わる複数領域が取り上げられている。これらの事実から、ファーウェイの自動車関連技術については、完成車そのものではなく、車両の知能化・接続化を支える技術レイヤーの動向を把握する観点で注目される。
出典
Huawei Annual Report 2024 URL:https://www.huawei.com/en/annual-report/2024
Huawei Annual Report 2025 URL:https://www.huawei.com/en/annual-report/2025

技術情報配信サービス-AI Ninja URL:https://thinktank.toyota-td.jp/pub/list
自動車に関するコンテンツを多数収録。気になるコンテンツを1クリックでグラフ化。更に詳細表示、ダウンロードにも対応。



日本
米国
メキシコ
ドイツ
中国 (上海)
タイ
インド