2024年中国自動車ソフトウェア大会：Neusoft、華為、百度、アリババ

車載OS、スマートモビリティソリューション、クラウドサービス

2024/12/27

要約
東軟睿馳(Neusoft Reach Auto)：AI時代における車載OSに関する考え方と実践
華為(Huawei)：全シーンにおけるスマートモビリティソリューション
百度(Baidu)：スマートクラウド自動運転ソリューション
アリババ：AIドリブンのクラウドコンピューティング

要約

2024年中国自動車ソフトウェア大会(出所：マークラインズ撮影)

　中国自動車工業協会(以下、CAAM)と上海国際汽車城(集団)有限公司が共同で主催した2024年中国自動車ソフトウェア大会が11月7-8日に上海市嘉定区で開催された。当大会は「ソフトウェアが未来をリードし、エコシステムを共創する」をメインテーマとして、1つのエクスクルーシブ会議、1つの大会フォーラム、6つのテーマ別フォーラムが設定され、AI知能、自動運転、基盤ソフトウェア、スマートコックピット、低空経済(Low-altitude Economy)及び業界を超えたイノベーションの融合など6分野について議論された。本会は、自動車用ソフトウェア技術のイノベーションの飛躍及び広範囲な適用を促進し、自動車産業のデジタル化とスマート化を促進することを目的としたもので、自動車用ソフトウェア分野の先端技術、安全基準の確立、ソフトウェア/ハードウェアの一体化及び業界を超えた協調と発展などに焦点が当てられた。

　東軟睿馳(Neusoft Reach Auto)は、AI時代の車載OSに関する考えを示し、スマート車載OS分野での取り組みを説明した。華為(Huawei)は、「人-車-家」の全シーンにおけるスマートモビリティソリューションを紹介。百度(Baidu)は百度スマートクラウドにおける自動運転分野でのソリューションについて説明した。また阿里雲智能集団(Alibaba Cloud Intelligence Group)はクラウドサービス分野での進展について詳細を述べた。

　本レポートでは、東軟睿馳、華為、百度、アリババの講演内容を紹介する。