世界の二輪車生産と販売:インド、中国、ASEANの概況
インドの二輪車生産は1,900万台超、中国で電動二輪車のシェアが拡大
要約
本レポートは世界の二輪車(オートバイ、スクーターなど)の生産・販売台数の集計とともに、二輪車の主要生産国であるインド、中国およびインドネシア・タイ・ベトナム等ASEANの概況を報告する。
 2022年の世界主要国の二輪車生産台数は合計5,800万台水準と見られる(各国統計より推計)。2022年の二輪車の世界需要は前年比2.1%増の4,935.8万台(ヤマハ資料)。アジアは0.1%増の3,531.4万台で、全需の71.5%を占める。
インドの二輪車生産台数は前年比9.2%増の1,946万台、販売台数は16.9%増の1,586万台となり、未だ2,000万台を下回るもののコロナ禍から回復し、前年より増加に転じた。
中国は生産・販売台数とも1,900万台で、近年は増加傾向にある。2019年に電動二輪車のカテゴリーが改定されて以降、電動二輪車の販売増加が著しい。
 世界の自動車市場でEVシフトが進行する中、アジアでは市場規模の大きい二輪車の電動化も急速に進んでおり、各国の電動二輪車市場で新興メーカーが躍進している。大手二輪車メーカーも電動モデルをラインナップに加え、官民ともに推進するバッテリー事業や充電インフラの整備も進みつつある。
ホンダは2022年9月、二輪車のカーボンニュートラル実現へ向けてバイクの電動化を進めると発表した。2040年代に全ての製品でのカーボンニュートラル実現を目指し、2025年までに合計10以上の新たな電動モデルを投入する計画としている。
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| 主要5カ国の二輪車生産台数 | 主要5カ国の二輪車販売台数 | 
(出所:各国自動車工業会、二輪車協会などの統計データよりMarkLines作成)
 参照データ:MarkLines 各国のモデル別自動車販売台数
  二輪車(インド、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、台湾、シンガポール、フィリピン)
関連レポート:  
 電動二輪車のカテゴライズ(2023年8月) 
 ASEAN(1):各国ともEVシフトを加速、中国メーカーの参入拡大(2023年8月) 
 インドにおけるEV充電技術とインフラ整備(2023年7月) 
インド Auto Expo 2023 (2):電動二輪車のスタートアップ(2023年3月) 
世界の二輪車生産と販売:中国、インド、ASEANの概況(2022年8月)
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