2022年中国自動車フォーラム：SDV (Software Defined Vehicle)

CARIAD、NIO、聯創汽車電子の思考と実践

2022/12/23

要約
CARIAD：SDV（Software Defined Vehicle）のエコシステムにおけるスマートモビリティソリューション
蔚来汽車（NIO）：スマートカー時代のソフトウェアの迅速なデリバリーとイテレーション
聯創汽車電子（DIAS）：SDV環境におけるTier 1発展の道筋

要約

会場の様子
（出所：中国自動車フォーラム）

　2022年11月8日～10日、中国汽車工業協会(CAAM)が主催する第12回中国自動車フォーラムが上海市嘉定区で開催された。このフォーラムは当初6月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス蔓延の影響を受け8月に延期され、最終的に11月に開催されることになった。今回のフォーラムは「聚力行穏　蓄勢新程(力を結集して確実に前進する、準備を整え新しい道を開く)」をテーマとして、1つの非公開サミット、1つの大会フォーラム、16のテーマ別セッションが設定された。

　そのうち、11月10日に開催されたテーマ別セッション10「開放、協調、SDVエコシステムの新常態」が開催された。セッションでは、VWグループ傘下のソフトウェア企業であるCARIAD中国法人CEOの常青氏、蔚来汽車(NIO)のシニアディレクターである黄亮氏、聯創汽車電子有限公司(LCE)のチーフエンジニアである羅来軍氏が「SDV(Software Defined Vehicle)」に関する講演を行った。本レポートはその主な内容を報告する。