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中国市場2022年第1四半期(1):上汽、一汽、BYDなどがバッテリーやエネルギー分野の展開を加速

広汽Aionが生産拡大、Luxshareが奇瑞に出資、NIOは香港で上場

2022/05/02

要約

2021年 vs 2022年销量

 中国汽車工業協会(CAAM)の2022年4月11日の発表によると、2022年第1四半期(1-3月)の販売台数(工場出荷)は前年比0.2%増の650.9万台、このうち輸出を除く販売台数は592.7万台となった。また、新エネルギー車(以下、NEV)の第1四半期の販売台数(工場出荷)は前年比138.6%増の125.7万台で、輸出を除くNEV販売台数は113.7万台となった。

 本レポートは、2022年第1四半期の中国自動車メーカー(国営、民営、新興EVメーカー)の中国市場における主要動向を主に紹介する。自動車メーカー各社はNEVとインテリジェントコネクテッド分野での展開を引き続き加速させている。NEV分野では、上汽GM五菱が「五菱新エネルギー戦略」を発表し、2023年までにNEVの販売台数100万台達成を目指すとした。東風汽車集団は、年間生産能力10万台の東風ハイエンドオフロードNEV工場を着工した。広汽集団では、広汽埃安(Aion)スマートエコロジー工場の第2期工事により、生産能力を10万台から20万台に引き上げる。長城汽車は2025年までに50以上のNEVモデルを発売する計画を掲げる。BYDは、産業パークを湖北省襄陽に設置し、NEV及び部品等の生産プロジェクトに取り組む。奇瑞新能源は、電子機器製造受託サービス大手の立訊精密(Luxshare Precision)とNEV研究開発・製造の合弁会社を設立することを計画している。新興EVメーカーの零跑汽車は2025年末までに8つの新モデルを発売する予定。

 インテリジェントコネクテッド分野では、上汽集団が「創新研究開発総院」を設立した。また、傘下のEVブランド飛凡汽車(Rising Auto)と共同で設計・スマート運転共創センターを建設。上汽GM五菱は地平線(Horizon Robotics)とスマート運転分野で包括的戦略提携に合意した。江汽集団と中科創達(ThunderSoft)は合弁で研究開発企業を設立し、車載ソフトウェア、自動車クラウドプラットフォーム、自動運転コア技術に焦点を当てる。Geely傘下の極氪(ZEEKR)とMobileyeは自動運転に関する戦略的提携を深化させる。BYDとNVIDIAはスマート運転技術分野で提携に合意した。新興EVメーカーの小鵬汽車は自動運転の科学技術企業を設立し、合衆新能源はスマート運転システムを発表した。百度とGeelyの合弁EV集度汽車とZFはインテリジェントシャシー等の分野で戦略的提携に合意した。

 

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