マークラインズ8つの事業
コンテンツ一覧
サービス一覧

ルノー・日産・三菱アライアンス:中期方針(2020年5月末発表)の進捗(下)

ルノーは組織再編・コスト削減計画と電動化を軸とする成長戦略

要約

  ルノー・日産・三菱3社連合(R-N-Mアライアンス)は、去る5月27日にアライアンス方針を発表した。それと整合性をとる形でこれまでに各社は中期的な事業計画を発表すると共に、体質改善やブランド強化など具体策の展開を進めてきた。

  アライアンス方針では、商品、技術開発、市場、で各社の「リーダーとフォロワー」の役割を明確にし、アライアンスのメリット拡大に向け更なるシナジー効果を狙うことを基本方針として打ち出した。

  ルノーは、2020年5月29日に変革計画(transformation plan)を発表し、3年間で20億ユーロ超のコスト削減を含む効率向上と収益改善の計画を示した。ルノーはこれに沿って主力工場閉鎖の交渉を進めると共に、一方で得意分野と位置付ける電動化を牽引力として成長に向けた積極的な取り組みを行っている。9月初めには、ブランドを軸とする組織再編の方針を発表した。

  しかしながら、その間に報告されたアライアンス3社の業績(日産、三菱は2020年度第1四半期、ルノーは上半期)はいずれも大幅な赤字損益となっており、厳しい経営環境の中で、アライアンス方針で示された諸施策の実行が注目される。

  今回のレポートでは、R-N-Mアライアンス方針発表後(2020年5月28日~)の3社の計画具体化に関するレポートの後編として、ルノー・グループに係わる発表や関連ニュースをもとに最近の動きを報告する。併せてLMC Automotiveによる3社アライアンスの中期生産台数予測を掲載した。

  日産と三菱の動きについては、ルノー・日産・三菱アライアンス:中期方針(2020年5月末発表)の進捗(上)をご覧下さい。


関連レポート:
ルノー・日産・三菱アライアンス:中期方針(2020年5月末発表)の進捗(上) (2020年9月)
日産:「事業規模最適化」と「選択と集中」による構造改革 (2020年6月)
48Vパワートレインを搭載する電動自動車 (2020年6月)
欧州OEMの電動化戦略:電動車投入タイムライン (2019年11月)
第28回 Aachen Colloquium:自動車・エンジンテクノロジー (2019年11月)

 

このレポートは有料会員限定です。

会員登録いただく、期間限定で続きをお読みいただけます。
さらに、以下のようなコンテンツを無料でご利用いただけます。

  • 市場・技術レポート
  • 世界の自動車生産 / 販売台数
  • モデルチェンジ予測
  • 自動車業界の最新ニュース
  • 自動車部品300品目シェア・供給情報
  • ご利用に関するお問い合わせ先

    月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
    japan 日本
    〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
    tel-icon 03-4241-3907
    カスタマーサポートデスク
    メディア関係者様向け
    USA 米国
    Southfield, Michigan, USA
    +1-248-327-6987
    MEX メキシコ
    León Guanajuato,Mexico
    +52-477-796-0560
    DEU ドイツ
    Frankfurt am Main, Germany
    +49-69–904-3870-0
    CHN 中国 (上海)
    〒200001 上海市黄浦区
    +86-21-6212-6562
    CHN 中国 (深圳)
    〒51800 広東省深圳市南山区
    +86-755-2267-1725
    THA タイ
    Klongtoey, Bangkok, Thailand
    +66-2-665-2840
    IND インド
    Gurgaon, Haryana, India
    +91-124-4048779