中国大手OEMの動向:2020年5-6月は生産/販売ともに回復
VWが合弁出資比率を引き上げ、トヨタが中国5社とFCシステムで合弁、北汽、BYDは半導体事業に注力
要約
中国自工会(CAAM)の6月11日発表によると、2020年1-5月の生産台数は前年同期比24.1%減の778.7万台。販売台数は前年同期比22.6%減の795.7万台となった。5月単月では、生産台数が前月比4%増の218.7万台、販売台数は前月比5.9%増の219.4万台となった。また、6月23日の発表によると主要OEM11社の6月中旬までの生産/販売台数は増加しており、新型肺炎の影響から市場は回復傾向にある。
 7月2日に大手企業の販売台数速報をベースに中国自工会が6月の販売台数予測を発表した。それによると、6月の販売台数は前年同月比11%増の228万台、前月比では4%増。1-6月の販売台数は1,024万台で前年同期比17%減と予測している。(2020年7月2日追記)
 大手グループ企業のうち新型肺炎の影響が最も大きかった武漢に本社を構える東風汽車集団の2020年1-5月の生産台数は、前年同期比27.5%減となり第1四半期(1-3月)の50.9%減から大幅に改善された。近年販売台数が減少傾向の長安汽車集団は、自主ブランド車の販売台数増により、他のグループ企業と比較して減少率が抑えられた。
5月から6月中旬までの中国主要OEMの動向では、バッテリー事業や半導体事業への積極的な投資が見られる。BYDはブレードバッテリーや半導体子会社に増資。VWは中国大手車載バッテリーメーカーの国軒高科股份有限公司の筆頭株主となった。同時に合弁会社「江淮VW」への出資比率引き上げを発表した。
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