肺炎と春節の影響で2020年1月の中国生産/販売台数は減少
NEVは半減の4.4万台、政策で自動車消費を後押し
2020/02/27
- 要約
- 2020年1月の自動車生産/販売状況:生産台数178.3万台、販売台数194.1万台、NEVは半減
- 自動車産業の集積地「湖北省」
- OEM大手各社の2020年1月の生産および販売台数
要約
中国の自動車工場マップ(クリックすると拠点マップが開きます。) |
2019年通年の中国市場の新車販売台数は、前年比8.2%減の2,576.9万台(工場出荷台数ベース、輸出を含む)で、2018年に引き続き前年割れとなった。中国工業和信息部(以下、工信部)の発表によると、2020年1月の自動車生産台数は、前年同月比24.6%減の178.3万台、販売は前年同月比18.0%減の194.1万台。1月下旬から春節休暇に加えて新型肺炎の影響で自動車関連企業の稼働停止が長引き、生産・販売台数とも大幅減となった。
東風汽車集団(以下、東風汽車グループ)の本部があり自動車関連産業が多く集まる湖北省の企業の稼働再開は3月11日以降となっており、外資合弁の東風日産、東風ホンダ、東風PSAなどの工場も2月26日現在、生産停止となったままである。このような中、2020年2月25日に中国工業和信息部(以下、工信部)は、工業と通信業の操業再開を後押しする政策を発表した。
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