人とくるまのテクノロジー展2019:ホンダなど乗用車メーカー6社の展示
マツダはSKYACTIV-Xエンジンを搭載する「Mazda3」を出展
2019/06/14
- 要約
- ホンダ:Clarity PHEVと可搬式バッテリーHonda Mobile Power Packを出展
- マツダ:新世代商品の第一弾「Mazda3」を展示、国内販売を開始
- スバル:Crosstrek Hybrid(プラグインハイブリッド)の技術を紹介
- スズキ:新型(第4代目)Jimnyを出展
- 三菱自動車:新型アウトランダーPHEVと「電動 DRIVE HOUSE」を展示
- ダイハツ:レストアした50年前のP-5を出展、技術継承を狙う
要約
2019年5月に日本で発売した新型Mazda3 |
本レポートは、2019年5月にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展」における、日本乗用車メーカー6社、ホンダ、マツダ、スバル、スズキ、三菱自およびダイハツの出展について報告する。出展内容は各メーカーにより様々であったが、ホンダ、スバルおよび三菱自の3社が、プラグインハイブリッドを出展した。
ホンダは、Clarity PHEVのIntelligent Power Unitと、可搬式バッテリーHonda Mobile Power Packおよびそれを活用するPCX ELECTRICなどの新商品を紹介した。マツダは、2019年5月に国内販売を開始した、新世代商品の第一弾となる「Mazda3(マツダ・スリー)」を出展。独自の燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」を採用した「SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)」をはじめ、新世代SKYACTIVエンジンを搭載する(SKYACTIV-X搭載車は10月に販売開始する)。
スバルは、米国で販売しているCrosstrek Hybrid(クロストレック ハイブリッド)に搭載される、スバル初のプラグインハイブリッド技術を紹介した。モーターをトヨタから購入するなどトヨタのPHEVシステムに学んだが、スバルの縦置きエンジンに合わせて独自開発した。スズキは、2018年7月に発売した新型(第4代目)Jimnyを出展した。Jimnyは、1970年に軽自動車で唯一の四輪駆動車(当時)として発売して以来、様々な作業現場や山間部、積雪地の重要な交通手段として活躍してきた。
三菱自動車は、プラグインハイブリッドEV(PHEV)「アウトランダーPHEV」2019年モデルに採用したPHEVシステムの技術と、年内にサービス開始を予定している「電動DRIVE HOUSE」を紹介した。ダイハツは、レストア(復元)された「P-5」を展示。P-5は、1968年(昭和43年)日本グランプリGP-Ⅰクラスで優勝したクルマで、当時の技術から今に通じる新たな発見や、小さいクルマづくりへのチャレンジングスピリットと技術を継承することを目的にレストアした。
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