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中国市場2017年上半期:販売台数1,335万台、伸び率は鈍化

SUVと商用車が販売増、中国ブランド490万台超、韓国メーカーのシェア大幅減

要約

 2017年上半期(1-6月)の中国市場の新車販売台数は、1,335.4万台(工場出荷台数ベース、輸出を含む、以下同様)で、伸び率は2016年上半期の8.0%から4.3%と鈍化した。要因は、2015年10月から施行された小型乗用車減税政策が2017年1月1日より変更され、減税効果が薄れたことによるもの。

 グループ別販売台数では、上海汽車グループが引き続き販売台数を伸ばし、市場シェアの23.7%を占める。第5位までの企業グループのうち、上海汽車グループと第一汽車グループ以外は、前年同期比マイナス。とりわけ、北京汽車グループは、米国高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備の影響により、グループ内の販売台数比率が最も高い北京現代の台数が大幅減となり、市場シェアが8.5%に縮小。第6位の広州汽車グループとのシェアの差は僅か1.3%ポイントとなった。

 車型別では、引き続き中国で人気のSUVが前年同期比18.3%増の452.6万台と伸びている。近年販売台数が減少し続けていた商用車が、2017年上半期は前年同期比17.5%増の210.1万台へと上昇した。

 乗用車市場における中国系のシェアは44%となり引き続き拡大。とりわけ、吉利汽車と広州汽車乗用車の自主ブランド車の販売が好調だった。独系メーカーや日系メーカーもシェアを拡大したが、韓国メーカー及び仏系メーカーはいずれもシェア4%を下回った。

 2017年上半期の新エネルギー車(EV及びPHV)の販売台数はEVが約16万台、PHVが3.5万台の合計19.5万台。乗用車メーカー別では、引き続きBYDがトップとなり、北京汽車グループ傘下の北京新能源汽車が急速にシェアを拡大し第2位となった。


*本文中の販売台数は、MarkLinesデータベースより算出

関連レポート:
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