Mercedes-Benz Cars:新型E-Class、SUV、PHVが牽引し2016年も成長維持
中国が国別最大市場となり、引き続き販売拡大の見込み
2016/04/07
- 要 約
- Mercedes-Benz Carsの中期目標と2016年見通し
- モデルラインナップの刷新
- 中国市場:現地生産能力は25万台に増加
- 生産体制の強化:ドイツ、米国、その他の市場
- Mercedes-Benz Carsの販売台数と業績
- LMC Automotive 生産予測:Daimlerの世界生産は2019年に275万台に達する見込み
要 約
2015年は販売、売上高、EBITが過去最高
Daimlerの乗用車部門、Mercedes-Benz Carsの2015年の販売台数は前年比16.2%増の200.1万台で過去最高。新型C-Class、コンパクト車の各モデル、SUVモデルが販売を押し上げた。地域別では、中国が前年比36.8%増と好調で、国別で最大市場となった。販売増に伴い、Mercedes-Benz Carsの売上高、EBIT (Earnings Before Interest and Taxes) も過去最高を記録した。
2016年も販売台数は2桁増、売上高・EBITも増加の見込み
2016年にも新型E-Classをはじめ、C-Class Convertibleやsmart cabrioなど多くの新型車を投入する。また、設備投資と研究開発投資を大幅増加させ、さらなる成長の足掛かりを構築する。Daimlerは同年の乗用車部門の販売台数を2桁増、売上高とEBITも2015年を上回ると予測している
中国事業の強化
最大市場となった中国では、モデルラインナップ、販売網、現地生産、現地での研究開発を拡大し、今後も販売拡大を図る。2015年には2つの工場を新設し、同国での年産能力は約25万台に拡大。中国販売のうち、約3分の2が現地生産車となった。2016年には、新型E-Class, 新型C-Class Coupe、改良型GLSを投入する計画。
LMC Automotive社が2016年第1四半期に発表した予測によると、Daimlerの2016年のライトビークル世界販売は前年比9.6%増の247万台となる見込み。その後も漸増し、2019年には2016年比7.9%増の267万台に達すると予測される。
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