デトロイトモーターショー2016(2):欧州メーカーの展示取材
将来の方向性を示す新技術を出展; M-Benz E-Class、Audi h-tron quattro、Volvo S90
2016/02/12
- 要 約
- Daimler:E-Class, SLC-Class, コンバーチブル2車種の「ドリームカー」を出展
- VW:Tiguan GTE ActiveやAudi h-tron quattroなど環境対応車コンセプトを出展
- BMW:M2CoupeやX4 M40iクロスオーバーなど高性能車を出展
- Volvo:フラッグシップ車S90セダンの発表によりブランド活性化を進展
- Porsche:911 Turboと911 Turbo Sで増大するパワーのベンチマークを確立
要 約
Audiの展示フロア |
2016年のデトロイトモーターショーには、これまで参加していたJaguar, Land Rover, Mini, Bentley, Maserati, Rolls-Royce等のブランドが不参加だった。しかし、出展した欧州メーカーは数多くのモデルを初公開し、各ブランドの将来の方向性を示す技術を紹介した。
Mercedes-Benz E-Classは、ネバダ州で自動運転車の公道走行テストを認可された第1号の量産車として、将来の自動運転車の姿を示唆した。また、Volvo S90は、セミ自動運転機能を標準装備した初めてのモデルである。VWは引き続きディーゼルエンジンの排ガス不正問題のイメージを払拭すべく、VW Tiguan GTE ActiveプラグインハイブリッドコンセプトやAudi h-tron quattro 燃料電池車(FCV)コンセプトを発表した。一方、BMWとPorscheは、M2 Coupeや911 Turboなど高性能モデルを出展した。
本レポートは、デトロイトモーターショー2016を取材した3本のレポートの2本目で、Daimler, VW, BMW, Volvo, Porscheなど欧州メーカーが出展したモデルを紹介する。既に掲載した1本目は、米国メーカーの展示を取材した。今後掲載する予定の3本目はアジアメーカーを取り上げる。
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