マツダ:次期中計期間に第2世代SKYACTIVモデル導入を開始
2020年に、電動化技術と組み合わせて燃費を2008年比50%改善
2015/07/07
- 要 約
- 次期中計「構造改革ステージ2」期間中に、第2世代SKYACTIV モデル投入開始
- 新世代商品群:新型CX-9など投入し、2015年度中に8車種に拡大
- マツダ:国内稼働を高レベルで維持、今後の台数成長は海外生産の増加で対応
- マツダのグルーバル販売と業績、2015年度営業利益見込みは2,100億円(3.5%増)
- LMC Automotive 販売予測:マツダの2018年世界販売は141万台へ
要 約
マツダが2015年5月に発売した新型Roadster(写真:マツダ) |
本レポートは、マツダが2015年4月に発表した次期中期計画「構造改革ステージ2」(2016~2018年度)を中心に、マツダの商品計画と生産体制の計画について報告する。
マツダの業績は、2008年度~2011年度に最終赤字に陥ったが、2012年からSKYACTIV技術と新デザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を採用した新世代商品群を投入し、円安効果もあって大幅に改善している。
2015年度中には新世代商品を8車種に拡大し、SKYACTIV技術搭載車の割合が85%以上となり、全社平均燃費は2008年比30%向上する見込み。次期中計期間中に、HCCI(予混合圧縮着火)燃焼を採用した第2世代SKYACTIV(SKYACTIV GEN2)搭載車の導入を開始。2019年度からは電動化技術をさらに強化し、2020年に平均燃費を2008年度比50%改善するとしている
生産体制では、メキシコ、タイ、中国を中心に海外生産を強化し、為替影響を受けにくい体制を構築する。次期中計では、国内稼動を高レベルで維持しながら(国内で85万台以上を確保する方針とされる)、今後の台数成長は海外生産増加で対応するとしている。
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