中国の2015年販売は7%増の予測、2014年実績は6.9%増
大手17社では16~19.6%増、外資メーカーは合計11~12.5%増を計画
2015/03/16
- 要 約
- CAAMの中国2015年新車販売予測: 全需7%増のうち、乗用車7.9%増/商用車2.4%増
- 中国自動車グループの2015年販売計画発表: 大手17社合計はCAAM予測を大幅超過
- 中国での外資メーカーの新車販売実績と予測
- LMC Automotive 生産予測:中国のライトビークル生産は2018年に3,000万台へ
要 約
中国の2015年自動車新車販売予測は、工場出荷ベースで商用車および輸出を含めて、前年比7%増の合計2,513万台 (中国汽車工業協会:CAAM発表より)。そのうち、中国政府が普及に力を入れ始めた新エネルギー車の販売は20万台との予測が報じられている。
一方、2015年3月時点の集計で、中国の2014年自動車販売実績の97%超を占める、中国自動車メーカーグループ17社が発表した2015年販売計画合計はCAAM予測台数を大きく上回り、2,630万~2,720万台 (伸び率16~19.6%増)程度になっている。主要外資系メーカーでも前年比11.1~12.5%増の計画が発表されている。
中国の2014年販売実績は合計2,349万台と、世界自動車販売首位を維持し、史上最高記録を更新した。しかしながら、2013年の13.9%増から、2014年は6.9%増と成長率が縮小し、中国経済の減速を反映した結果になった。
また、車型別でみると、乗用車は前年比9.9%増とやや減速。MPVとSUVが好調だったが、セダンおよびハッチバックの伸び率が前年の11.8%から3.1%に大幅減少したため。商用車は軽型/中型/重型トラックおよび中型バスともの販売不調からマイナス6.5%に落ち込んだ。
2014年の自動車輸出は91万台と、前年比6.9%減となった。
以下は、中国の2014年販売実績と、中国自動車市場全体や、中国メーカーグループ別および外資メーカー/中国ブランド別などに大きく分けて、2015年販売計画の詳細をまとめた。
関連レポート:
・中国の2014年自動車販売計画 (2014年2月)
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