インド(上):国内販売は2014年6月から前年超え、4~9月は1.2%増の回復
乗用車市場は小型車中心だが、各社は中型車にも注力
2014/10/20
- 要 約
- インド市場:2014年6月から、国内販売が前年超え
- セグメント別販売:全長4m未満のCompact/Mini車が乗用車市場の6割強を占める
- 各社が中型セダンを投入
- グループ別シェア:LMCA社は、Maruti Suzukiと現代自のシェアダウンを予測
- LMC Automotive 販売予測:インドにおける2017年の販売台数は457万台へ拡大
要 約
本レポート「インド(上)」は、インド市場の概観について報告する。
2013-14年度(2013年4月~2014年3月)のインド国内市場は5年ぶりに減少(9.3%減)した。しかし2014年5月のモディ首相誕生後新政権への期待が高まり、乗用車販売は5月から、自動車市場全体でも6月から前年同月比がプラスに転じている。前政権が物品税を6月まで暫定的に下げた措置について、新政権は12月末まで延長した。
市場のセグメント構成については、全長4m未満のCompactおよびその下のセグメント車が乗用車市場の6割強を占める。しかし中型(Mid-size)セグメントについてもホンダCityが大幅に販売を増やし、Maruti Suzukiは中型セダン"CIAZ"を投入した。他に、中型車3車種を投入する計画とされる。トヨタも中型セダンを開発すると報道されている。
なお、参入しているOEM各社の実績と計画については、近く掲載する「インド(下)」で報告する。
関連レポート:スズキ:インドで300万台販売を目指し、東南アジアでも現地生産化 (2014年9月掲載)
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