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メキシコ:ホンダ、マツダに続き、Audi、BMW、日産/Daimler等も新工場建設

2014年1-7月生産は過去最高の186万台、販売は微増の60万台

2014/08/27

要 約

メキシコのlight vehicle 生産・輸出台数
自動車生産・輸出拠点となる理由

 メキシコは、米国という巨大市場と中南米市場の間に位置しているのに加え、太平洋と大西洋に面し、アジアや欧州へのアクセスも容易である。人件費は安価で、社会は比較的安定し、今後の経済成長も期待される。また、45カ国・地域と自由貿易協定(FTA)を締結している。そのため、米州の重要な生産拠点・世界各国への輸出拠点として重視されている。

2013年、2014年1-7月の生産・輸出は過去最高

 メキシコ自動車工業会 (AMIA) によると、2013年のlight vehicle生産台数は過去最高の293万台、輸出台数も242万台で過去最高となった。2014年1-7月では、生産は前年同期比7.5%増の186万台、輸出は同11.2%増の151万台で、いずれも同期で過去最高。

 LMC Automotiveの最新の予測によると、2014年通年の生産台数は317万台となる見込み。メキシコで生産する自動車メーカーは、Fordとトヨタを除く全メーカーが生産を拡大する。中でも、Celayaに工場を新設したホンダの生産が大幅に増加する。LMCA社は、今後3年間もメキシコの生産は拡大を続け、2017年には417万台に達すると予測している。

多数のメーカーが新工場建設

 2013年11月に日産が年産能力17.5万台の新工場を稼働。2014年初めにはホンダが同20万台、マツダが同14万台の新工場を稼働した。今後の計画では、VW傘下のAudiが新工場を2016年に稼働。日産とDaimlerは新設する合弁工場で、2017年から小型高級車を共同生産する。BMWも初となる工場を建設し、2019年に生産を開始する計画。また、現代自動車グループ傘下の起亜自動車も新工場を2016年頃に稼働する、と報道されている。

2013年のメキシコ市場は100万台を突破、2014年1-7月は微増の60万台

 メキシコのlight vehicle販売台数は、2013年は前年比7.7%増の106万台で2007年以来最高となった。しかし、2014年1-7月は、前年同期比1.3%増の60万台にとどまった。

 
関連レポート:
米国市場:販売がリーマンショック以前のレベルまでほぼ回復
(2014年8月掲載)
中南米の日系部品メーカー(上):米州をカバーする工場をメキシコに新設 (2014年2月掲載)
中南米の日系部品メーカー(下):メキシコでの生産能力増強とブラジルでの動向 (2014年2月掲載)

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