ITS世界会議東京2013:トヨタ・ホンダ・日産の自動運転技術展示
富士重工は次世代アイサイトの詳細を披露
2013/10/31
- 要 約
- トヨタ:高度運転支援システムを公道で実演
- ホンダ:協調型自動運転と自動駐車システムを実演
- 日産:リーフベースの自動運転実験車を展示
- 富士重:次世代アイサイトと自動運転ロードマップを提示
- マツダ・三菱自・スズキの展示
要 約
ホンダの自動運転デモンストレーションの様子(音声案内あり) (撮影:MarkLines取材班) |
第20回 ITS世界会議 東京2013が2013年10月14日から18日にかけて開催された。主会場の東京ビッグサイトでは様々なシンポジウム・研究発表の他、展示会・デモンストレーションが行われた。本レポートでは、日本の自動車メーカーの展示・デモンストレーションを報告する。
注目を集めていたのは、いわゆる「自動運転」に関する展示。トヨタは、車車間通信利用レーダークルーズコントロールと新たに開発したレーントレースコントロールからなる高度運転支援システムを搭載した車両を用意して、首都高速道路で実演。実演中にシステムを作動させた場合は、高速道路の急カーブ部でも運転手の操縦なしに走行できることを示した。
ホンダは、会場の駐車場に特設コースを設けて、自動運転と自動駐車システムを紹介。インフラ・車両間の協調によって、車載側では安価な装置を既存車両に追加することで、自動運転が実演できることを示した。
日産はEVリーフを改造した自動運転実験車を展示。富士重工は、日本で自動ブレーキ装備が注目されるきっかけとなった、アイサイトの次世代モデル(2014年に投入予定)の詳細を展示した。
取材した複数の自動車メーカーの担当者は、「自動運転」を実現していくためには「詳細な地図情報が必要」と口をそろえていた。
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