ホンダ:新興国市場での急速な拡大を計画
新興国拠点の生産能力と開発体制を強化、現地調達率を拡大
2013/09/13
- 要 約
- ホンダ:2016年度に新興国市場で300万台販売を目指す
- 新型フィットを世界6地域で同時開発、コストを2割削減
- 次期型シビックなどで、メガサプライヤーへの発注を増やし、部品費を3割削減
- 新興国各国で生産能力と開発体制を増強、現地調達を拡大
- アジア地域の営業利益貢献度が拡大
- LMC Automotive 生産予測:ホンダグループは2016年に532万台を生産
要 約
ホンダは2016年度に世界で600万台の販売を計画。うち300万台を新興国市場で販売するとしている(300万台は2012年度実績比2倍強)。ホンダの新興国市場開拓は、他の大手自動車メーカーに比べて若干遅れており、ホンダは新興国での生産・開発・部品調達の現地化を徹底し、現地ニーズに沿った商品をより低価格で提供する体制を構築する。競争力を高め、急速な成長を計画している。
本レポートは、上記のホンダの戦略に基づく、
(1)2013年9月に日本で発売した新型フィットの、グローバルでの開発および生産体制、
(2)タイ、インド、ブラジルなど主要新興国での、生産・開発体制拡充、部品の現地調達率の引き上げ、およびフィットのワンランク下の位置付けとなる新興国向けエントリーカー「ブリオ」の開発、
についてレポートする。
なおホンダの中国事業については、ホンダの中国事業:乗用車シェア目標8~10%、生産能力は2015年以降125万台超へ(2013年4月掲載)をご参照ください。
関連レポート:
ホンダの中期戦略(1):次期型フィットを世界6地域で同時開発 (2012年12月掲載)
このレポートは有料会員限定です。 残り 6 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。