日本の新車販売:2013年は11.7%減の474万台見通し

補助金効果により、2012年は27.5%増の536.9万台

2013/01/31

要 約

 2012年の日本の新車販売(乗用車+商用車)は、東日本大震災の影響で落ち込んだ販売が回復し、エコカー補助金/減税の政策効果で前年比27.5%増の536.9万台となった。 2013年は前年比11.7%減の474万台と日本自動車工業会は予測している。軽四輪車の販売比率は37.9%と1ポイント高まる見込み。  乗用車市場では、首位のトヨタブランドのシェアは前年比3.2%ポイント増の32.7%を記録。軽四輪が好調なホンダは2.1%ポイント増の15.6%を占めシェア第2位。一方、日産のシェアは12.3%の、2.3ポイント減で第3位(商用車も含めるとダイハツ、スズキに抜かれシェア第5位となる)。  モデル別販売では、トヨタ プリウスが31.8万台と4年連続首位を保ち、2位のトヨタ アクアの26.7万台を合わせて乗用車販売台数全体の12.8%を占めた。また、3位にダイハツ ミラが21.8万台、4位に2011年12月発売のホンダ N BOXが21.1万台と軽四輪が好調であった。

 
日本の新車1 日本の新車2  

 

 関連レポート:トヨタ:販売と収益が本格回復、2013年に991万台販売を計画 (2013年1月)                           2012年の軽自動車市場は200万台水準、乗用車でのシェアは34% (2012年11月)

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