ASEAN自動車基準統合の動き:2015年までに基準統合と相互承認を目指す
2011年中の素案作成作業は遅れぎみ
2011/09/08
- 要 約
- 1.ASEAN共同体と自動車基準の統合
- 2.自動車分野での基準調和と認証の相互承認に向けて-自動車作業部会(APWG)の活動
- 3.今後の展望:ASEAN 相互承認(MRA)からASEAN車両認証制度 (ASEAN-WVTA)へ
要 約
ASEANは、2015年には自動車分野における基準統一と、その認証の相互承認(MRA)の実現に向けた活動をしている。現在、自動車作業部会(APWG)では優先基準19項目選択し、国連「自動車基準調和世界フォーラム」WP29で作成された統一基準 (UNECE基準)を使用して、このASEAN MRAを実現しようとしている。
ASEANの相互承認(MRA)基準の提案作成にあたっては、統一基準そのものの策定に加えて、運用面や認証試験実施に向けた認証試験方法の統一や試験機関の資格要件の明確化など、多くの課題があり、現在はそれらの課題解決に向けた作業が行われている。
自動車作業部会(APWG)には、2011年中にASEANの相互承認(MRA)基準の最終提案をまとめることが求められているが、作業は遅れぎみとなっている。
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