グローバルトップ10ヵ国販売予測 (2022年第3四半期版)

2022年世界販売は8,150万台で前年比横ばい、本格回復は2023年以降の見通し

2022/10/28

概要

※当予測レポートは、四半期ごとに最新版をリリースします

・LMC Automotive社の2022年第3四半期時点のレポートによると、2022年のグローバルのライトビークル販売台数は前年比0.1%増の8,150万台と予測されている。低排気量の乗用車を対象とした取得税の減税措置が6月~年末にかけて導入された中国で市場が急速に回復していることを受け、前回予測からは30万台上方修正された。

・車両供給の改善を支えに2023年は8,530万台、2024年は9,180万台に増加すると予測されているが、世界的なインフレの進行や金利、エネルギー価格の上昇を受けた景気失速の懸念が高まっており、両年とも前回から70万台以上下方修正されている。

・国別では、中国は上記減税策の効果を織り込んだことで2022年予測が2,700万台超まで上方修正されており、2018年以来の高水準に達すると見込まれている。一方で供給成約と車両価格の高止まりが続く米国の2022年予測は1,380万台まで引き下げられており(前回予測から100万台超の下方修正)、2020年~2021年の水準を更に割り込むと見られている。

このレポートは有料会員限定です。 残り 1 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。