将来のEVに向けたバッテリーセルの開発
エネルギー密度と出力の向上、コスト削減を図る化学成分の改良
2023/10/24
- 要約
- はじめに
- 負極 & 正極とセパレーター
- 固体電解質
- LFPセル
- ナトリウムイオン電池
- 生産プロセス
- まとめと今後の見通し & OPINION
要約
本レポートは、弊社と提携関係にあるドイツSpringer社の自動車技術専門誌「ATZ」(www.atz-magazine.com)および「MTZ」(www.mtz-magazine.com)のSpotlight記事を掲載しています。
Springer Fachmedien Wiesbaden GmbHについて
2010年に、世界有数の科学・技術出版社Springer Nature Companyの傘下企業として設立。主に、エンジニアや社会科学者を対象とした技術専門誌の発行、書籍の出版、ならびに各種技術イベントの開催等を行っている。
自動車技術専門誌ATZについて
Motorwagen-Zeitschrift (Motored Vehicles Magazine)として1898年に創刊された自動車技術専門誌。1929年からは「ATZ(=Automobiltechnische Zeitschrift:Automotive engineering magazine)」に誌名を変更。ドイツ語に加え、2001年より英語版の発行を行っている。
将来のEVに向けた
バッテリーセルの開発
駆動用バッテリーの出力、エネルギー密度、コストといった特性は、使用するセルの化学成分によって大きく左右される。一方、現在の地政学的・経済的状況を考えると、新しいセルの開発に際して、原材料の価格や安定供給性に配慮する重要性がますます高まっている。その結果、数年前まで乗用車用途には適さないと思われていた、リン酸鉄リチウムやナトリウムイオンなどを用いたバッテリーが注目を浴びている。
資料:ATZ | MTZ | ATZelectronics特派員 Richard Backhaus氏によるMTZ electronics worldwide 2023年10月号のIN THE SPOTLIGHT記事 "Cell Development for the Batteries of Future Electric Vehicles" をSpringer Fachmedien Wiesbaden GmbH(同社ウェブサイト www.springerfachmedien-wiesbaden.de)の許可を得て掲載しています。
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