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2024年07月25日(木)

・スズキのタイ法人であるSuzuki Motor Thailandは7月18日、2024年上期(1-6月)の販売が3,791台だったと発表した。前年同期比54%減となる。

・販売減少の主な原因として、経済の低迷、家計債務と生活費の上昇、それらが直接影響する金融機関のローン審査厳格化を挙げている。

・課題はあるものの、スズキは2024年初めに発表した方針の通り、タイ事業の継続をコミットしている。「SUZUKI WORRY FREE」キャンペーンと共に新たなビジネスモデルを導入し、あらゆる面でのサービスを向上させ、誠実な顧客サポートに注力していく。

・スズキは2025年以降、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)を含む少なくとも4モデルをタイ市場に投入する計画だとしている。

(From Suzuki Motor Thailand press release dated July 18, 2024)

2024年07月22日(月)

・スズキのインドネシア現地法人であるPT Suzuki Indomobil Sales (SIS)は7月17日、ジャカルタで開催中のガイキンド国際モーターショー(GAIKINDO Indonesia International Auto Show、会期:7月17-28日)のスズキブースで、電気自動車(EV)コンセプトカー「eVX」を披露したと発表した。

・「eVX」は、スズキが推進するEV世界戦略車の第1弾となるコンセプトカーで、東南アジアで初めて披露された。「eVX」のコンセントは「ハイテク&アドベンチャー」で、先進技術と力強いSUVシルエットが融合している。

・ボディサイズは全長4,300mm、全幅1,800mm、全高1,600mm。

・スズキの四輪制御システムのオールグリップ(Allgrip)をEV向けに進化させた「EV 4WD ALLGRIPドライブトレインシステム」が搭載される。航続距離は最大500kmに達する。

・スズキブースでは他にも、スズキのマイルドハイブリッドシステム「Smart Hybrid Vehicle by Suzuki (SHVS)」を採用した「グランド・ビターラ (Grand Vitara)」、コンパクトクロスオーバー「XL7」のハイブリッド(HV)モデル、小型MPV「エルティガ ハイブリッド・クルーズ(Ertiga Hybrid Cruise)」やGXなど15車種の乗用車ラインナップを展示した。スズキはインドネシアを第3の生産・輸出拠点と位置付けている。

(From Suzuki Indonesia press release dated July 17, 2024 / July 18, 2024)

2024年07月17日(水)

・スズキは7月17日、技術戦略説明会を開催し、製造からリサイクルまで「エネルギーを極少化させる技術」を実現すると発表した。「小・少・軽・短・美」の理念に基づいてエネルギーの極少化を実現させるため、以下の5つを柱として、技術開発を進める。

  • 軽くて安全な車体:安全で軽量な「HEARTECT (ハーテクト)」を更に進化させ、軽量化技術によるエネルギーの極少化に取り組む。今後10年を見据え、100kgの軽量化に挑戦する。
  • バッテリーリーンなBEV/HEV:小さく効率が良い電動ユニット(eアクスル)、小さく軽い電池などによりエネルギーを極少化した電動車を開発する。現在は12Vマイルドハイブリッド(MHV)を軸に商品展開するが、将来に向け48Vスーパーエネチャージを開発する。
  • 効率良いICE・CNF技術:2023年に開発した最大熱効率40%の高効率エンジン技術を軽自動車から小型車に水平展開するとともに、バイオガスやバイオエタノールなどカーボンニュートラル燃料(CNF)対応や、次世代ハイブリッドによるエネルギー極少化を実現する。また48Vスーパーエネチャージに対応するエンジンも開発する。
  • SDVライト:顧客にとって適切な装備を手頃な価格で提供するため、ソフトウェア更新は有線と無線(OTA)をベストミックスし、より使いやすくしていく。ハードウェアを共有して部品費を抑え、ソフトウェアを再利用して費用を抑えながらSDVを開発していく。
  • リサイクルしやすい易分解設計:リサイクルや再利用を前提にした分解しやすい製品設計を行う。

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