・三菱自動車は5月9日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィア一般訴訟裁判所における製造物責任訴訟(第一審)において、子会社のMitsubishi Motors North America, Inc. (以下、MMNA)に対して、5月6日(米国現地時間)付で10億1,000万ドルの損害賠償の支払いを命じる判決が下されたと発表した。
・訴訟は、2017年に発生した1992年製の「3000GT」の事故に関して提起されたもので、原告側は事故により重症を負った原因が当該車両の拘束システムの欠陥にあるとして、2018年11月に三菱自およびMMNAを被告として損害賠償を求める訴訟を起こしていた。2021年1月に三菱自に対する訴えは却下され、被告はMMNAのみとなっており、訴訟においてMMNAは、当該車両に欠陥はなかったとして原告と争っていた。
・三菱自およびMMNAとしては、判決は承服しかねるものであり、MMNAは控訴する予定としている。