・アラバマ州知事のKay Ivey氏は11月27日、アラバマ州が3,000万ドルを投じ、ディケーター(Decatur)に電気自動車(EV)と自動車産業の新技術に特化した労働力訓練センターを建設すると発表した。
・この施設は、アラバマ州商務省の人材開発育成部門であるAIDT (アラバマ産業開発訓練)が運営する7,300万ドルのアラバマ・ロボティクス・テクノロジー・パーク(Alabama Robotics Technology Park)の敷地内に建設され、先進的な研究開発・製造技術に関する企業の人材育成を支援する。
・この計画施設の設計作業はすでに開始されており、ロボティクス・パーク内で4万平方フィート(約3,716平方メートル)の広さになると見込まれ、18カ月から24カ月後には稼動する予定だという。
・AIDTと商務省は、日本や欧州のEVバッテリー工場を視察するなど、新トレーニングセンターのプログラム開発に取り組んできた。メルセデス・ベンツと現代自動車がアラバマ州でEVの生産を開始し、EVバッテリーのサプライチェーンに関わる企業がアラバマ州に立地し始めていることから、このトレーニングセンターの計画が実現した。
・産業界が大規模なEV投資を行う中、この新しいEVトレーニングセンターには、自動車業界の成長を支援・加速させる役割が期待されている。
(Alabama Department of Commerce release on November 27, 2023)
現代 (Hyundai)のすべて
・韓国の複数メディアは11月28日、現代自動車が電気自動車の生産準備のため、2023年12月31日から2024年2月13日までの45日間、韓国の牙山工場を休止する計画だと報じた。
・今回の設備工事は来年中に発売予定の大型電気SUV 「アイオニック7 (Ioniq 7)」のためだという。牙山工場は年間30万台の生産が可能で、現在は「ソナタ(Sonata)」、「グレンジャー(Grandeur)」、「アイオニック6 (Ioniq 6)」を生産している。
・牙山工場の特性上、一つのラインで複数の車種を生産するため、工場全体の閉鎖は避けられないという。
・現代自動車は牙山工場の操業を2月14日に再開する予定だと明らかにした。
(Multiple sources on November 28, 2023)
・現代自動車グループは11月21日、シンガポールで研究開発・生産拠点となるHyundai Motor Group Innovation Centre Singapore (HMGICS)の竣工式に合わせ、複数のMOU締結式を実施したと発表した。
・南洋理工大学(NTU Singapore)、通商産業省傘下の科学技術庁(A*STAR)とは、シンガポール初の産学官連携の共同ラボを設立する。このラボは、シンガポールにおける未来のモビリティエコシステムを共同で構築するため、新技術のイノベーションと導入を加速していく。
・シンガポール経済連盟(SBF)およびシンガポール製造連盟(SMF)とは、中小企業による先進製造ソリューションの共同開発を実現し、同国のモビリティ産業に伝統的な自動車産業とは一線を画す独自の展望をもたらすことでMOUを締結した。
・現代自グループはまた、シンガポール最大の物流会社であるPTC Logisticsと再生可能水素エネルギーのエコシステム構築に向け、MOUを交わした。